P20 図1 ジャンピングスポットのライン取り
ジャンピングスポットは一番左に直線的に入れるラインを取る。手前でブレーキングしスピードを殺す。サスペンションが伸び切っているジャンプ中はブレーキを緩め、着地してからもう一度ブレーキングだ。着地してすぐに右コーナーだが、最初に右に寄ってしまう。縁石から1m程度まで寄るラインだ。そして一度左に膨らんでから、つぎの左コーナーに向けてまた右に寄る。すでに上り始めているから手前からアクセルペダルを踏み込んでいいが、右に寄るためにはコントロールが必要な場合もある。
この左コーナーはブラインドだ。思ったよりもやや長く右に寄って走ってから左に切るとちょうどいい。
このタイミングは難しいから、ステップバイステップでコースを熟知してからペースを上げるように。もちろんこのノルドシュライフェを攻めていくときにはすべてのコーナーで当てはまることだが、特にここはスピードが乗っているから注意が必要だ。
左の縁石が見えたらその先の外側も見えるだろう。左をクリップしたらすぐにアウトに膨らみゲロゲロと音がする縁石のそばまで寄っていく。しかしこの外側の縁石には乗ってはいけない。右に一番寄ったところで5速にはいる。
P20 図3 着地後のコース取りは176の看板を目印に
ここは5速でジャンプする。ブレーキは踏まずにジャンプするからコーナリング状態でジャンプすると右に持っていかれて怖い思いをするので、なるべく左寄りの直線的なラインでジャンプするように手前で方向を整える。
着地したあとも少し左寄りを走る。176の看板くらいから右に行く。その後コースは上り始める。
P20 図4 もうひとつのトリックコーナー
ここの高速左コーナーもトリックコーナーのひとつだ。手前から見ると右コーナーに見えるが、実は左コーナーというくらい違って見える。
だから左コーナーが見えるはるか手前で右に寄っていて、上り切って丘の上に出る手前で左にハンドルを切る。すると左コーナーが見えて自分がトリックに騙されなかったことに満足するだろう。
ここもトリックが事前に完全に見破れるまでゆっくり走ること。
左のクリップを取ったら、すぐにつぎの右コーナーのクリップに向かう。基本的にここはアクセル全開状態だが、ハンドルを無理して切らないことも大事だ。ハンドルを切った状態でアクセルペダルを戻すと急に巻き込むこともあるから、そのときはハンドルも戻すように。
スピードが乗ったまま左の縁石ギリギリを目指してハンドルを戻していく。しかしその前のラインによってはハンドルを戻せないかもしれない。
左の音の出る縁石にはみ出さないように注意して立ち上がる。このあたりで6速にはいるだろう。