南インドの1,400人に住居を提供

 BMW Groupは、2004年末の大津波とその後の2005年末の洪水により生活基盤を失った1,000名以上の人々のために、住居提供の支援を行っている。
 15万ユーロの寄付金は、津波被害援助の一部として、2005年からBMW Groupが被害救助の一環として行っている事業の一部とのこと。

 インドの人口の約35%(3億6,000万人以上)は貧困に苦しんでいるという。特にインド東海岸を襲った津波と、2005年11月の洪水は、この地方に更なる悲劇をもたらした。カタロール地方から南沿岸チェンナイの1,400名のための再建策は、特に被害を受けたダリット(カースト制に属さない最下民層)のコミュニティを支援しているとのこと。

 目標は、275の建物を再建し、被害者を洪水から守ること。ダリットのコミュニティは2006年初頭から2007年2月に完了予定の建設作業に積極的に関わっているという。このプロジェクトは全てBMW Groupの寄付によって行われている。

 その支援プロジェクトでBMW Groupは、基金は被害者に長期に渡り解決策を提供していくために、特別に設定されることが重要であると考えたという。BMW Groupの社会政策ユニットのトップであるコンスタンツ・カレラスは、「我々がインドのために、世界飢餓援助の信頼と経験あるパートナーに寄付することができたことを嬉しく思います」と寄付金を贈呈する際に述べたとのこと。

 また、2006年末から、BMW Groupはインドで工場を立ち上げる。チェンナイの新工場は約200名を雇用し、600の職をディーラーやサービスネットワークを介して創造するとのこと。そして、6つの新支店が2007年に、デリ、ムンバイ、チャンディガール、バンガロールに開設される。