ダイハツ　ムーヴカスタム〜リセールバリューチェック〜

3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。

ダイハツ　ムーヴカスタム

ダイハツ　ムーヴカスタムの魅力とは？

■本文＆コメント／鈴木詳一（ガリバー自動車流通研究所）

　今年も販売記録を更新するのではないかと言われる軽自動車の中でもヒット商品であるムーヴ／ムーヴカスタムがフルモデルチェンジされた。
　新型は、今までのミニバン風のスタイルから変身し、「流麗で躍動感あるシルエット」へと劇的に変化を遂げた新スタイリングを採用。確かに、今までのイメージとは全く違う車になった。
　ラインアップは今まで通りムーヴとムーヴカスタムの２本立てで、ムーヴは幅広いユーザー向け、ムーヴカスタムは若年層向けとなり、ターボモデルも用意されている。

　軽自動車は昨年194万台を売り、今年は200万台を超えるペースで推移。マツダを除く全軽自動車ブランドが今年は新型車を投入するなど、クルマ業界の中で一番活気のあるクラスともいえる。それも、ガソリン価格高騰などの影響によるところが大きく、コスト意識の高いユーザーが購入する傾向にある。
　そういった背景もあり、新型ムーヴの燃費は23.0km/L（ターボ付は21.5km/L）と低燃費を実現しており、走りが良くとも燃費は犠牲にしない！イマ時の軽自動車に合った車に仕上がっているようだ。
　しかし、もう一方の背景に高級？軽自動車も好調であるといえるのが、三菱ｉ（アイ）のヒットがある。車両価格150万円前後というのは、クルマによってはコンパクトカーを買ってもお釣がくる金額。そんな軽自動車が売れるというのは、単純にコストだけではなく、「軽自動車の魅力」を感じて購入するユーザーも多いということだ。
　ムーヴでいえば、カスタムターボであれば丁度この価格帯に入り、間違ってフルオプションにすると200万円に手が届きそうな価格帯となる。オプションはしっかり吟味しよう。

　そして、もうひとつ大きく変わったのがCMのキャラクターだ。ムーヴに女優の仲間由紀恵さんと加賀まりこさん。カスタムに女優の柴咲コウさんをキャスティング。個性のある素敵な女性たちをキャラクターに採用することの多いダイハツだけに、インパクトがありそうだ。

グレード	RS
ボディサイズ	3395x1475x1615mm
エンジン型式	KF-DET型
総排気量	658cc
最高出力	64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク	10.5kg-m(103N・m)/3000rpm
10・15モード燃焼	21.5km/l
定員	4人
発売日	2006年10月5日

\1,554,000

リセールバリュー診断

　やっぱり人気の軽自動車だけあり、リセールバリューはＡランク。今回はCMキャストに仲間由紀恵さん、加賀まりこさん、柴咲コウさんと豪華キャストで盛り上げるため、今年たくさん出てきた軽自動車の中でも目立ったCMとなるはずだ。
　それから、軽自動車の中ではワゴンRと人気を分けるトップセラーモデルなので、必然的にベースの人気が高くなる。人気が高ければリセールバリューも自然と高くなる。自然の摂理なのだ。