個性豊かな車がいっぱい 第9回オールオッズナショナルズ“ Late Model Crown Day ”レポート その4

人気車種には負けられない　個性ある車種大集合

どんな車種にも平等なチャンスが。輝いている車たち

　最近では、ドレスアップのベース車輌も人とは違う車種を使ったカスタムが多く登場してきている。その仕上がった作品を見て『ヤラレた！』と思うこともしばしば。お金があれば買える高級車とは違った意味で「プレミアム」な車たち、廃車される運命だった車や不人気というレッテルが貼られた車など様々な運命を背負った車たちが、新たなオーナーの手によって新たな命を吹き込まれた姿で輝いている。自分自身を見失いがちな時代の中で個性豊かな車の数々をご覧ください。

中古車貿易業者に人気が高い50系ハイエース　最近ではカスタムのベースとしても注目を浴び出している。

縦目ライトのデザインは今見ても新鮮な感じを受ける。カスタムベースとしては縦目の前期型のフロントマスクのほうが人気があるようだ。

エアロと車高を変えるだけでとてもタクシー向け車輌のイメージには見えなくなる。スカイラインやローレルなどと同じ部品なのでパーツには困らない。

国内仕様とは細部が異なるS30Z　アメリカの衝突安全性基準に適合させるために設定された5マイルバンパーがポイント

前期モデルのワンテールではないがリヤも同じように5マイルバンパーが設定される。リヤのルーバーは現地のディーラーなどでオプション設定されたりしていた。

なかなかカスタムされていると元の状態がわからない。エンブレムは「ダットサン280Z」になっているが真意は不明。

比較的国内仕様に近いようにカスタムされた2台、どちらもベースは左ハンドルの逆輸入車である。

さりげない感じではあるが国内仕様にはないアヤシイ雰囲気を出していたマスターエースサーフ輸出仕様

こちらは輸出仕様の雰囲気をノーズブラで演出しているが国内仕様　簡単なパーツを取り付けるだけでイメージが大きく変わる。

トヨタ車だけでなく日産車でも歴代モデルをベースにカスタムしてエントリーしている。マキシマライトのE23系などはショップのデモカーでもある。

70年代のカスタムを再現したE20系キャラバン　エアロパーツやホイールなどもこだわったものが選ばれている。

荷室の窓が埋められて、丸型のものにカスタムされている。70年代のバニング車を彷彿させる1台

軍用色のような地味な色に仕上げられた100系ハイエース　バンのフロントマスクにワゴンバンパーで輸出仕様を再現しようとしたようだ。

「トラッドサニー」の愛称で人気があったB12系サニー　どこをとってもスクエアなデザインは今見ると新鮮だ。輸出仕様のセントラ仕様にカスタムされている。

普通に西海岸あたりで今でも走っている姿を彷彿させる。初代オデッセイ　ノーズブラで輸出仕様の雰囲気を再現している。

簡単に入手できるミニトラックといえばこのサニートラックでしょう。多くのユーザーから＠サニトラ」の愛称で今でも根強い人気。ヘッドライトはHIDに交換されている。

カスタムベースには選ばれにくい初代カローラ　ファミリーカーが車高を落としている姿はちょいワル親父専用のようにも見える。

スクエアなデザインのボディに人気のベンチコラムATの組み合わせ。純正AWでありながら車高だけ落としている。

なかなかめずらしいベースの2台　ノーズブラを装着したカローラワゴンとカルタスエスティーム

縦目ハイエースでエントリーしているオーナーは自車の前で部品やおもちゃなどを販売。

「ダブルエックス」というと連想されるこのモデル　ソアラを同じ時期にスペシャリティカーとして登場した。シャコタンアルミが80年代を演出。

会場内では少数派のベース車輌となった初代トヨタチェイサー　ローダウンした車高にホワイトウォールがマッチしている。ボンネットにのピンストライプもアクセントになっている。

カスタムされていることでわかりにくいが本物の輸出仕様である。クレーガーを装着してリヤだけ上げたヒップアップになっている。

リヤを見るとこのカスタムのテーマがわかるような気がする。モパー系のアメ車を再現しているようだ。

丸目4灯というとセダンのイメージが強い330だが純正でFタイプ以外には丸目4灯の4ドアHTの設定もあった。ホットロッドにカスタムされている。石川県からのエントリー

ヤレた感じがイイ味をだしている40系コロナハードトップ　オーナーは複数の同型モデルを乗り継いできていることでマイスターとしても有名な存在。

660ccに規格が変わった最初のモデル　無塗装の樹脂バンパーの低グレードをベースに仕上げられた1台　車輌よりもエンジンに手を掛けている。

旧車イベントの常連の真紅のチェイサーHT　日常の足としても使用しているようには見えない程度の良さ。

ハードトップのイメージが強い60系チェイサーだが貴重なセダンが展示されていた。足元はムーンアイズ製スピードマスターでキメている。

目立つレモンイエローにオールペンされた430セドリックセダン　ヘドランプモニターやモールなどを綺麗い処理している。

忘れちゃいけない　主役はクラウン

スワップミート会場内にもクラウンが展示されていた。YS130系クラウンスタンダード　すでにネタバレしているかもしれないが元タクシーだ。

逆光でわかりにくいがすこし違ったクラウンワゴン。この角度だとわかりにくいかもしれないので次の画像に注目

アップにしたらわかるかも知れませんが後ろがストレッチされています。その用途は寝台自動車。払い下げの寝台自動車をカスタムした車。バンでなくワゴンというのも珍しい。

素通りできない？ギャラリー駐車場

69年式ダッジコロネット　スーパービー　非常に人気のあるマッスルカーだ。大事に乗られているようで非常に綺麗な1台でした。

ホワイトリボンタイヤを装着しているがホイールはそのまま純正のホイールキャップ仕様　中間グレードのGL

現存しているセダンやハードトップはイベントなどでも見かけるがワゴンは少ないので貴重な存在。STD用のホイールキャップを装着。

有名刑事ドラマのテーマソングが聞こえてきそうな風景。230グロリアのほうは当時からのナンバーが継続されている。

シボレーアストロよりも更にひとまわり以上大きいのがエクスプレスだ。アストロが小さく感じる。

ダッジチャレンジャーと並ぶマッスルカーの定番車種　大人しいフロントマスクとは違ってボンネットのエアスクープが本気を感じさせる。

ギャラリー車ではなかったが会場がオークション会場ということもあって商品車の中には珍しい車も。立ち入り規制のテープがいい演出しているカローラＦＸ

US仕様を演出するお手軽グッズのノーズブラを装着した日産ムラーノ　本来の目的とは異なる使い方だがつけているだけで逆輸入車の雰囲気がする。

フェンターミラーに丸目4灯式ヘッドライトがいかにも営業車という感じを演出しているがれっきとした自家用の車　LPG仕様の3Yエンジンにフロア5MTという珍しい組み合わせ

初代日産テラノの3ドアも珍しくなってきたと思っていたら、輸出仕様の違和感が。エンジンはVG30のガソリン車

ドアのステッカーでもわかる通り、本物の日産パスファインダー　なにもしなくても漂う怪しい雰囲気は逆輸入車のもつ特権だ。

トヨタ　ハイラックスのようでじつはトヨタ　タコマのダブルキャブ　他にもトヨタでは国内未発売のピックアップトラックは多い。三菱トライトンに対抗しての国内投入に期待したい。

written by ダーワ教授

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