マツダの欧州事業統括会社マツダモーターヨーロッパは、10月1日付でチェコ共和国とスロバキア共和国において、1991年よりマツダのディストリビューターであったオートパレス(プラハ)社から業務を引き継ぎ、販売統括拠点を開設したと発表した。

 新拠点の名前はそれぞれ、「マツダモーターチェコ」と「マツダモータースロバキア」、代表者には、アイヴァン・ルジカ氏が就任し、今後はマツダブランドの車両・部品の輸入販売およびマーケティング・広報活動をおこない、販売体制の強化とブランドイメージの確立を図っていくとのこと。

 現在、チェコでは26、スロバキアでは13の販売店舗を展開しており、両国の主要都市および地域がカバーされている。また、両市場において、Mazda2(日本名:デミオ)、Mazda3(アクセラ)、Mazda5(プレマシー)、Mazda6(アテンザ)、Mazda MX-5(ロードスター)、Mazda RX-8を販売している。

 マツダは中期経営計画「マツダモメンタム」を推進していくうえで、積極的に主要市場に販売統括拠点を開設し、販売網整備とブランドイメージの向上を図っている。また、欧州では、2007年4月をめどに、ベルギー/ルクセンブルク市場にも販売統括拠点の開設を予定しているという。