ホンダ 高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を開発!

 ホンダは、高出力化と低燃費・低エミッションを高い次元で両立する「進化型VTECエンジン」を開発したと発表した。同エンジンは、VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)を進化させ、バルブのリフト量と開角を連続可変制御し、その上でVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)による位相の連続可変制御を組み合わせることでこの性能を実現している。

ホンダ 高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を開発!

 吸気バルブの連続可変制御により、運転状況にあわせたリフト量と位相の最適制御が可能となり、吸気の充填効率が向上し、回転域全域での大幅なトルク向上を実現、中低負荷領域では、バルブを低リフトとし、早く閉じることでポンピングロスを低減して燃費を向上させたという。

 制御の進化や吸気系部品の最適設計により、世界トップレベルの動的性能を実現しながら、燃費を約13%向上(現行2.4Li-VTECエンジン比)させた。排出ガス性能は、LEV2-ULEVや「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」のクリーン性能を実現(社内測定値)させた。

 なお、ホンダでは同エンジンを3年以内に量産車に搭載して、販売を開始する計画とのこと。

ホンダ 高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を開発!
ホンダ 高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を開発!
ホンダ 高出力化と環境性能を両立する「進化型VTECエンジン」を開発!