人気カーアクションシリーズ3作目いよいよ公開!
![作中登場モデル シボレーモンテカルロ&ランサーエボリューション](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220915/20220915011215.jpg)
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人気カーアクションシリーズ第3作目となる『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』——舞台は東京である。 この作品がストリートレースがテーマにした映画であるとほとんどの人がわかっていると思うが、東京で実際にレースや撮影を行うことなどは現実としては不可能である。劇中では、夜中の立体駐車場でドリフトをするシーンなど登場するが、まるっきり空車状態であることも日本ではまずありえない光景だろう。探していけば今までシリーズで一番アラが見つかるかもしれないが、その現実感のなさが逆に面白い作品といえよう。
しかも舞台が日本なのでキャストにもサプライズゲストが用意されている。序盤のシーンでは妻夫木聡が登場し、本物のドリフトキングの土屋圭一も登場している。日本人キャストのサプライズのみでなくシリーズに過去登場したキャラクターも登場する。
今度の主役は高校生!
ストーリーとしてはシリーズ初となる高校生が主人公だ。
車趣味に明け暮れる毎日が続くなか、レース事故をきっかけに母親から勘当され、疎遠になった父親を頼りに日本へ行くことになる。
主人公、ショーン・ボスウェルが最初に乗っている車は1970年式シボレーモンテカルロ。アメリカでも特に人気が高い車ではないがNASCARなどのレースカーのベースにもなるスポーツクーペである。
日本ではハイドロなど組み込んだローライダーなどのベース車輌として需要が高い。もともと高価な車ではないので主人公のような学生がお金をかけないで乗り回す設定にマッチした車だ。仕様も見た目は一部サフェーサー状態でありながら中身は最新型のダッジバイパーSRT-10にも負けないようなチューンを施した設定になっている。
1stラウンド シボレーモンテカルロ VS ダッジバイパー SRT-10
劇中でショーンがわけのわからないまま、無理やり詰め襟の学生服を着させられて、日本の高校へ通うことなるシーンは思わず失笑してしまう。しかし制服姿の「ガイジン」に違和感を憶えながらも新鮮な感じがするのも確か。
まだ味方もいない学校で初めて同じ「ガイジン」のニーナ(愛車 2006 マツダRX-8)と悪友のトゥインキー(愛車 2006 VWトゥーラン)と出会い、一度は治まりかけていたストリートレースへの情熱が再燃することとなる。日本の高校生がこんなにいい車には乗っているというのは少々無理な設定だが、そこはご愛嬌。学生の分際でいい車に乗っていることは素直にうらやましい。
しかし、ここは日本であってアメリカのような広大な場所はない。アメリカでのレースを想像して自信マンマンで向かったショーンは衝撃的なシーンに遭遇する。自分が考えていたストリートレースとは全く異なった世界。限られたスペースで自由自在に操られるマシン、ドライバーを間近でみる大勢のギャラリー、すべてがアメリカのストリートレースとは違ったものである。初めて見るドリフトを見てカルチャーショックを受け、挑発されるがままに勝負をしてしまうことになる。このドリフト集会を仕切っているのが「D・K(ドリフトキングの略)のタカシ」だ。
狭いコースで華麗なドリフトをする350Zは一見の価値有
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2006年式 日産350Zを手足のように操り、周囲から「D・K」と崇拝されているタカシにショーンがストリートバトルを挑む。問題なのは「D・K」のパートナーであるハン(愛車 2000年式 日産シルビア S15 &1994年式 マツダ RX-7 FD3S)。日本人が舞台なのにハンという名前もどうだろうか(笑) アジア系のアメリカ人俳優を起用しているため普通に喋っているつもりの日本語が不自然なイントネーションなのも残念だ。それならばいっそのこと映画「SAYURI」のように前編英語のほうが違和感なく楽しめたかもしれない。異国を舞台にした設定は難しいものである。
2ndラウンド 日産シルビア S15 VS 日産フェアレディ 350Z
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最初のレースでは、当然ながらドリフト未経験のショーンが惨敗してしまう。さらに禁止されていたレースへ行ったことも父親にばれてしまい自分の居場所がなくなってしまう。ところがD・Kの右腕であるハンから気に入られて、再びD・Kへ挑戦すべく練習の日々が始まる。ドリフトが何かさえも知らなかったショーンが新たな仲間の協力を得てどんどん上達していく。しかしD・Kはショーンとハンが仲良くなってきたことに苛立っていた。そんな時に、ハンの犯した不手際からD・Kは叔父であるヤクザのカマタからけじめを求められる。最初のうちはハンをかばっていたもののD・Kも追いつめられていく。一方、サイドブレーキで利用して車体を傾かせるという基本的なドリフトテクニックを学び進化するショーン。4WDのエボ�で初心者がドリフトすること自体に無理があるような気もするがそこは車に詳しい方以外は、気にしないほうがいい(苦笑)。
3rdラウンド 日産 フェアレディ 350Z VS 三菱ランサーエボリューション�(�)
D・Kとハンの仲間割れのけじめをつけるため、ショーンはD・Kにレースを申し込むことに。最後のレースには仲間との友情・恋人や親への愛情によってここまでやってこれたショーンが見せるみんなへの恩返しかもしれない。今までのテクニックをすべて生かして、とっておきのマシンでD・Kに挑むことになる。シリーズ3作目のこの作品は、今までのような潜入捜査などのようなストーリーではなく、どちらかといえば青春映画のような単純なストーリーなので難しく考えることなく楽しめる作品に仕上がっている。UIP配給9月16日から全国ロードショー、続きは劇場でどうぞ。
最終ラウンド 日産 フェアレディ 350Z VS スペシャルマシン
最終レースは特別に作ったスペシャルマシンで挑むことに。車種や仕様など気になる人は是非、劇場でご確認ください。
ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT 登場車輌紹介
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【三菱ランサーエボリューション�(�?)】主人公ショーン・ボスウェルの愛車 日本に来て知り合ったハンから譲り受けた車。ドリフト仕様に色々改造されている。作品公開前にすでにミニカーなどのアイテムはリリースされていた。画像は作中と同じ仕様のミニカー
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【日産 シルビア S15系】 D・Kの右腕のハンの愛車。作中では主人公のショーンが日本ではじめてバトルする際に借りるマシン。エンジンはRB26に換装されている設定。この設定がストーリー上の重要なポイントになる。
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【マツダ RX-7 FD3S】 ハンの愛車。序盤はシルビアに乗っていたが途中からこのマシンでバトルしていくことになる。作品の為に製作されたのではなく、日本のモーターショーで展示されていたコンプリートカーを映画の為に購入したものがベース?になっている。
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【VWゴルフトゥーラン】 車に乗れずに苛立っていたショーンを再びレースの世界へ引き戻すきっかけを与えた、悪友トゥインキーの愛車。車種でも判別できるが走るための改造などは行われずに外観など見た目重視のカスタムが施される。
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【シボレーモンテカルロ】 ショーンがアメリカにいる間に乗っていた愛車。愛車を傷つけられたことによりレースへと展開していく。見た目はサフェーサー仕上げなどでヤレているが外装とは裏腹にニトロなどを装備している。画像は作中と同じ仕様のミニカー
今までのシリーズとは全く異なった設定で、まだシリーズを見たことがない人でも楽しめる内容になっている。アメリカ人が考える日本という感じはあるが車が好きな人には気にせず楽しめる内容に仕上がっている。劇場へGO!!
written by ダーワ教授
RX-7のカタログ情報
- 平成9年10月(1997年10月)〜平成15年4月(2003年4月)
- 新車時価格
- 289.8万円〜401.5万円
RX-7の在庫が現在1件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。