ホンダは9月7日、平成15年10月6日〜11月7日までに生産された「オデッセイ」の無段変速機へ油圧を供給するオイルポンプに不具合が見つかったとして、2743台をリコールすると発表した。

 不具合箇所は、無段変速機へ油圧を供給するオイルポンプにおいて、ポンプボディの組付け部分の加工が不適切なため、ポンプ吐出圧によりロータと摺動面が干渉するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、ロータと摺動面が固着し、最悪の場合、ポンプが破損して走行不能となる恐れがあるという。

 ホンダでは、使用者へダイレクトメール等で通知を行うほか、日整連発行の機関紙に掲載し、対象となる全車両の無段変速機を対策品と交換を実施する。なお、リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があるとのこと。