ヴォアザン C27【ペブルビーチ・コンクール・デレガンス レポート】

 フランスの自動車メーカー、ヴォアザンは航空機メーカーとしてスタートし、途中から高級車メーカーとなるが、積極的に航空技術を自動車製造にも生かし、シリンダとピストンとの間に円筒状の遮断板(スリーブ)が設けられているスリーブバルブエンジンなどを採用していた。写真のC27(1934年式)には、このスリーブバルブの3L直6ユニットが積まれ、190km/h近い最高速をマークした高性能モデルだった。