シアタ 208S【ペブルビーチ・コンクール・デレガンス レポート】

 フィアット車ベースに新たなテイストを加え、オリジナルモデルを戦前からリリースしていたイタリアのカロッツェリア、シアタ。高級スーパースポーツとして1952年に発売されたフィアット8Vの2LV8エンジン(出力は140ps)などメカニズムを踏襲して、ベルトーネ・デザインのボディを架装したスパイダーが208Sである。1952年から1954年までに56台が生産された。最高速は200km/hを誇った。