【BMW 新型3シリーズ 335iクーペ 海外試乗記】見るほどに、惹かれてゆく・・・魅惑のクーペスタイル

強いインパクトはないが、見るほどに惹かれていくような魅力がある。 美しいラインで構成されたエレガントなフォルムだ。 セダン・ツーリングとは異なる顔つきの新型3クーペ テールランプもクーペ専用デザイン。 新しいBMWらしさ「コロナリング」 BMWデザインチームによる３シリーズクーペのイメージスケッチ どこから見ても「BMW」、しかし他の3シリーズとは一線を画す個性も感じられる。 見た目だけではなく空力性能も高い。空気抵抗係数はcd値0.28を達成する(※モデルにより差異あり)

顔つきが変わった第3の「3」シリーズ 　ＢＭＷは新型車を出すときに、そのラインナップをいっぺんに揃えない。３シリーズのも毎回セダンがデビューしてからツーリング、クーペ、そしてカブリオレという順で毎年モデルを追加する。開発コード［Ｅ９０］と呼ばれるセダン、[Ｅ９１]のツーリング、そして今年はクーペ[Ｅ９２]の番だ。 　クーペの顔つきはセダンとツーリングとは変わった。吊り目のようなセダンから、瞼がなだらかになった。ＢＭＷのアイデンティティでもあるキドニーグリルも、ボンネットもセダンとは異なるデザインだ。フェンダーはプラスチックで３ｋｇの軽量化を図っている。テールランプはセダンより横長で面積も広くなり、エレガントさも漂わせている。 見るほどに、惹かれてゆく 　クーペらしくスポーティに見せているのはサイドの面だ。ラインを後ろに向けて跳ね上げリヤホイールを強調するデザインだ。 　アウターパネルはすべてクーペ用にデザインされたため、セダンとは全長、全幅、全高が異なる。現地で発表されたクーペの寸法は４５８０×１７８２×１３７５(mm)で、セダンより長く、狭く、低くなっている。 　ヘッドライトは一見変わらないが、デイタイム・ランニング・ライト（昼間点灯）に対応したコロナリングになった。内側のリングが明るくなって、ヘッドライトを点けなくても昼間でも目立つデイタイム・ランニング・ライトの役目を果たす。左右２個ずつのコロナリングがこれからＢＭＷのアイデンティティになっていくだろう。 　美しいラインで構成された新しいクーペは、強いインパクトはないが、見るほどに惹かれていくような魅力がある。 BMW新型3シリーズクーペ 関連記事はこちら！ 【9/21日本仕様発表・BMW 新型3シリーズ クーペ特集】駆け抜ける歓びをいち早くお届け！ 【特集】　(2006.09.21) いよいよ日本仕様が発表されたBMW新型3シリーズクーペ。これまで発表された数々の情報も含め、新型3シリーズクーペの詳細をお届けする！　>> 記事全文を読む BMW 新型 3シリーズクーペ初公開！エレガントなクーペボディ 【新車情報】　(2006.05.29) ドイツ・バイエルンのBMWからウレシイ情報が届いた。06年9月に世界デビュー予定の新型3シリーズクーペの事前情報を、なんと世界デビュー前に公開してくれたのだ。そのエレガントなスタイリングにぜひ酔いしれて欲しい！　>> 記事全文を読む 【スクープ！】日本未発売の新型BMW3シリーズクーペ＆カブリオーレに東京・銀座のど真ん中で出会った！ 【達人ISM】 　written by 徳田 透　(2006.07.25) お昼ご飯を食べに何気なく街を歩いていた「CORISM」編集スタッフが見かけたクルマは、なんと日本未発売の新型車「BMW新型3シリーズクーペ」＆「新型3シリーズカブリオーレ」だった！　>> 記事全文を読む 代表グレード 335iクーペ(欧州仕様) ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高） 4580x1782x1375mm 車両重量［kg］ 1615kg 総排気量［cc］ 2979cc 最高出力［ps(kw)/rpm］ 306ps(225kw)/5800rpm 最大トルク［N・m/rpm］ 400N・m/1300-5000rpm ミッション 6速ステップトロニック＆ステアリングパドル付AT 燃焼［EU-サイクル(l/100km)］ 9.5(l/km) 定員［人］ 4人 レポート こもだ　きよし 写真 BMWジャパン