余計な飾りはなく、シンプルで整然としたコックピットは本格ドライバーズカーならでは。しかし一つ一つの素材、デザインはこだわり抜かれている。 ステアリングにメーター、いずれもシンプルながら高品質。運転するのが楽しくなりそうだ。 V10エンジンを操れるシフトノブはシルバー調でスポーティ。 シートの色は高級スポーツの例に漏れず、M6だって派手だ。しかしその強烈な個性を浮いた印象にせず、しっくりと馴染ませてしまうのは実績のなせる技か? 2ドアでありながら、リアシートも通常使用に耐える快適性を備える。ユーザー層から考えてあまり頻繁に使われることもなさそうだが、これだけ贅沢な空間が "荷物置場" になっているのは惜しい……。 ![]() |
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走る前からソソられるインテリア このM6オーナーがインディビジュアルで選んだ内装は、カーボンのパネルとオレンジ色の本皮シートだ。外装色のルビーブラックは陽が出ていないとほとんど黒に見える深い紫色だが、内装色は一転して明るい。 ドライブを快適にする運転環境を提供 シフトレバーはM5と同じだ。SMG�のため、エンジンを掛けるときにはNに、走り出すときには右に押してDに入れる。パドルシフトするまでオートモードで走ることもできる。POWER、DSC、EDC、それにシフトの速さを決めるドライブロジックのスイッチがセンターコンソールに並ぶ。
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