BMW M6
BMW M6

余計な飾りはなく、シンプルで整然としたコックピットは本格ドライバーズカーならでは。しかし一つ一つの素材、デザインはこだわり抜かれている。

BMW M6

ステアリングにメーター、いずれもシンプルながら高品質。運転するのが楽しくなりそうだ。

BMW M6

V10エンジンを操れるシフトノブはシルバー調でスポーティ。

BMW M6

シートの色は高級スポーツの例に漏れず、M6だって派手だ。しかしその強烈な個性を浮いた印象にせず、しっくりと馴染ませてしまうのは実績のなせる技か?

BMW M6

2ドアでありながら、リアシートも通常使用に耐える快適性を備える。ユーザー層から考えてあまり頻繁に使われることもなさそうだが、これだけ贅沢な空間が "荷物置場" になっているのは惜しい……。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

走る前からソソられるインテリア

 このM6オーナーがインディビジュアルで選んだ内装は、カーボンのパネルとオレンジ色の本皮シートだ。外装色のルビーブラックは陽が出ていないとほとんど黒に見える深い紫色だが、内装色は一転して明るい。
 
 ダッシュボードのレイアウトデザインは6シリーズと同じだが、インストルメントパネルの中身が異なる。針は赤くなり、300km/hまで刻まれたスピードメーター、7800rpmからイエロー、8200rpmからレッドゾーンが始まるタコメーターは、走る前から興奮しそうだ。オーバーヘッドディスプレイは日本仕様では標準になる。

ドライブを快適にする運転環境を提供

 シフトレバーはM5と同じだ。SMG�のため、エンジンを掛けるときにはNに、走り出すときには右に押してDに入れる。パドルシフトするまでオートモードで走ることもできる。POWER、DSC、EDC、それにシフトの速さを決めるドライブロジックのスイッチがセンターコンソールに並ぶ。
 
 もし自分のクルマになったら、ドライビングするたびに自然に笑顔がこぼれそうだ。

【BMW M6海外試乗記】

【新車情報】 (2005.07.22)

獰猛だが従順。扱いやすいオーバー500馬力マシン! >> 記事全文を読む


代表グレード
M6
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4870×1855×1370mm
車両重量[kg]
1820kg
総排気量[cc]
4999cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
507ps(373kw)/7750rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
53.0kg-m(520N・m)/6100rpm
ミッション
7速SMG Drivelogic
定員[人]
4人
税込価格[万円]
1,585万円
レポート
こもだ きよし
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム