トヨタ ポーランド工場の生産能力を増強

 トヨタは8月2日、ポーランドにおけるトランスミッションおよびエンジン生産工場であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(Toyota Motor Manufacturing Poland Sp.zo.o 以下、TMMP)において、マニュアルトランスミッションの年間生産能力を2009年央までに現在の60万基から72万基に増強する決定を発表した。

 今回の能力増強は、欧州におけるさらなる現地化推進のため実施するもので、これに伴い、同工場の敷地内に新たに生産ラインを設置し、工場全体の生産能力を高めるというもの。なお、投資額は、新ラインの設置および既存ライン等の改修を含めて約197億円、新規雇用は260人程度を予定しているという。

 TMMPでは、2002年4月より、主に欧州で生産されるカローラ、アベンシスに搭載するマニュアルトランスミッションを生産しており、加えて2005年1月からは、アイゴに搭載するマニュアルトランスミッションおよびエンジンを生産している。

<TMMP概要>

会社名:Toyota Motor Manufacturing Poland Sp.zo.o
所在地:ドルノシロンスケ県ヴァウブジフ市
生産開始:2002年4月
生産品目:マニュアルトランスミッション、ガソリンエンジン
生産能力:マニュアルトランスミッション 年間60万基→2009年央 年間72万基
       エンジン 年間33万基
従業員数:約1960人(2006年4月時点)→2009年央 までに260人程度の新規雇用予定