クロスカントリーラリーのエントラント車両

クロスカントリーラリーに出場するクルマってどんなクルマなの?

WRCなどでは、ランサーエボリューションやインプレッサ、スイフトなどが主なエントリーカーとなりますが、クロスカントリーラリーってどんな車種で走るの?
ということで、ここでは主なエントリー車種をご紹介しましょう。

トヨタ ハイラックスヴィーゴ (まずは僕が乗っているクルマを紹介)

トヨタハイラックスヴィーゴ

主要開催国でもありますタイで生産されているトヨタハイラックスヴィーゴ。日本では前ハイラックスで販売が終了してしまったので見ることが出来ないですが、タイを含めた各国では非常に人気が高いピックアップカーです。ほとんど市販の状態でラリーに参戦をしておりますが、まずもって壊れません! エンジンもスピード競技ながらなんとディーゼルエンジンを搭載しているのですが、これが実に速いのです。トヨタの技術力には本当に驚かされます! 勿論、一押し車両です!

三菱 トライトン (日本でも正式販売決定!) 

三菱 トライトン

タイ現地では「タイタン」の名で知られる三菱トライトン。マスクはパリダカのパジェロを意識したデザインでとてもカッコイイ。エンジンも他社が3.0Lコモンレールディーゼルエンジンに対して、3.2Lコモンレールディーゼルを搭載し一歩先を行った感じだ。
ただ、コックピットの丸みのあるデザインがタイ現地では評価が低い。ラリーでは国内ラリー選手権の第4戦目にしてやっと上位に食い込むようになってきて、足回りのセッティングにかなりの時間を要している感じだが、期待大の車種に間違いはない。日本からはチーム・ラリーアートが2台エントリーしている。

マツダ BT-50 (今春に新発売されたマツダ期待のピックアップ)

マツダ BT-50

タイの国内ラリー選手権では第2戦からお目見えしたマツダMT-50。デザインも一新してマツダ独特のフロントマスクになり期待がかかるところだ。
まだ発売まもないということでタイ国内ではあまり見かけないが、ワークス体制でラリーに参戦してきている時点でマツダの本気が伺える。やはりネックは足回りのセッティングのようで、かなり苦戦をしているようだ。ただ前車と同様の足回り取付のようなので、完成までにはそうは時間が掛からないだろう。