注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:スバル ステラ
自動車ユーザーへのアンケート調査や新車・中古車・買取価格の相場など、自動車市場を中心としたインターネットリサーチとリアルリサーチを活用し、調査報告を行う研究機関である。
【リセールバリュー】クルマを再び売る(リセール)時の価値(バリュー)のこと。新車で買ったクルマが3年後にどの程度の価値を持っているのかを数値化したもので、数値が高いほど次の乗換えまで価値の下落が少ない。クルマ選びの指標の1つ。

スバル ステラの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

販売好調の軽自動車に、またニューフェイスが現れた——スバル・ステラ。

軽自動車は昨年194万台(新車)の売り上げと、過去最高の販売台数を記録した。そして、今年も毎月の販売台数は前年同期比プラスで推移するなど販売好調だ。
今年1月に登場した「三菱・i(アイ)」や2月に登場した「日産・モコ/スズキ・MRワゴン」そして「ホンダ・ゼスト」など、販売は好調な模様で、日産は今後も軽自動車のバリエーション追加を検討するなど活気がある。

14日に登場した「スバル・ステラ」も、販売が伸びる軽自動車のなかでも“売れる軽自動車を”と開発されたに違いない。
比較的オリジナリティの高いブランドであるスバルとしては、いわゆるハイトワゴンという、軽自動車の小柄な車体の中で限りなく室内の快適性を求めるスタイルを踏襲している。
ラインアップも標準の「L/LX」とカスタム系の「R/RS」。そしてそれぞれにFFと4WDを用意し幅広いユーザーに受け入れられるよう作られている。
カスタム系はエアロパーツをまとい見た目もカッコよく、「RS」はインタークーラー付きスーパーチャージャーにより64馬力を発生し走りを重視。まさに他メーカーのライバル車と対抗できる構成だ。
フロントベンチシートを採用し、リアシート共に分割でスライドが可能。シートアレンジも多彩など、使い勝手に優れた点は後発のメリットといえよう。

たしかにスバルはR1・R2・プレオ・サンバーとラインアップを揃えてたが、ちょうどワゴンRに対抗できるモデルが不在(プレオが微妙だが…)だったため、これで売れ筋といえる車種タイプのクルマが揃ったといえよう。

今回のクルマ
Specifications
グレード
カスタム RS
ボディサイズ
2,295×1,475×1,645mm
エンジン型式
EN07
総排気量
658cc
最高出力
54ps(40kW)/6400rpm
最大トルク
6.4kg-m(63N・m)/4400rpm
10・15モード燃焼
22.5km/l
定員
4人
発売日
2006年6月14日
車両本体価格
\1,396,500

関連記事はこちら


リセールバリュー診断

新型車だが、リセールランクはBランク。人気の軽としては低い数値だ。

やはり、市場が求めるスバル像(ブランド)は、インプレッサのように他にはないモデルを作ること。ファンの育成こそがスバルの強みだと思うだが、いかがだろうか?

このステラもハイトワゴンとしてはシャープなラインでボディが作られ、インテリアの作りもなかなか。収納やシートアレンジも豊富で使い勝手の良い、出来の良い軽自動車に仕上がっている。
ただ、スバルにはもう少し冒険をして欲しかった。例えば三菱i(アイ)のように…。
冒険がファンの心を掴み、高いリセールバリューを弾き出す。そういった期待に応えてくれるスバル。もちろん、他のメーカーも独創性はリセールバリュー向上のために必要だが。

車両本体価格
\1,396,500
登録など諸費用
\140,000
値引き
\-70,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
44%〜59% B
約 \ 642,000

購入が決まったら、まずは愛車を無料査定

さぁ、"リセールバリュー"から新車の購入予算を把握出来たし、次はディーラーで「試乗」&「見積もり取得」だ!・・・っとその前にちょっと待って!ディーラーとの値引き交渉にも備えて、まずは愛車の価値を把握しておこう!あなたの愛車は今いくら!?

車種・年式・走行距離 のご入力で概算価格をお教えするガリバーのオンライン無料査定。

オンライン無料査定を申し込む
新車見積もりはこちら