アジア最大級のデザインフェア「グッドデザイン・プレゼンテーション」
そんな「グッドデザイン賞」の2次審査の一般公開や、グッドデザイン賞にノミネートされた様々なジャンルのデザインの展示と、デザイン先進企業によるプレゼンテーションなどが行なわれるアジア最大級のデザインフェアが「グッドデザイン・プレゼンテーション」。6回目となる今回は、新企画を用意するなど気合充分。8月の開催に先立って、「グッドデザイン・プレゼンテーション2006」のキックオフ プレス発表会が行なわれました。
続いて、GDPオフィシャルロゴのデザインを担当したアートディレクターの佐藤可士和氏によるロゴの紹介が行なわれた。写真のバックに写っているいるのが、“GDPオフィシャルロゴ”。巨大「?」マークに、「THINK GOOD」の文字が印象的。佐藤氏は、スマップ、ホンダ「ステップワゴン」、キリン「極生」「生黒」など、CI、広告、空間、商品開発まで幅広く手掛けている。
そして、今回、新企画となる「デザインコミュニケーション」と「デザインスクエア」について紹介された。「デザインコミュニケーション」は企業やデザイン系学校によるデザインをテーマにした出展ゾーンで、「デザインスクエア」はエコロジー・スポーツといった人々の関心が高いテーマをデザインの視点で掘り下げた提案ゾーンとなる。プレス発表会では、各ゾーンの出展企業によるショートプレゼンテーションが行なわれた。
デザインコミュニケーション
デザインスクエア
時代を映す5つのテーマに深くかかわる企業や団体などが、“デザイン”の視点からメッセージ性に富んだ展示を行なう。
『エコデザインスクエア』/エコロジーとデザイン
持続可能な発展、快適で低環境負荷のライフスタイル創造に向けた様々なデザインアプローチを、企業による先進的な研究や地域プロジェクトを事例に紹介する。INAXからは“水を使わないトイレ”という気になるトイレも出品されるとのこと。「地球環境のことを考えてデザインするとこんなに面白い」ということを伝えるという。
『24HRS』/スポーツとデザイン
日常を快適で機能的にデザインする「スポーツ」。スタイリッシュでファンクショナルなスポーツギアやウェアなどの展示や、1日24時間のスポーツライフスタイルを雑誌「スポーツライン」が提唱する。
『キッズデザインスクエア』/キッズデザイン
子どもの安心と安全の向上や健やかな成長に役立つデザインの確立に向け、子ども目線の製品やコンテンツのデザイン開発を呼びかける。
『JAPAN Old&New』/地場産業とデザイン
日本の地場産業からデザイン評価の高い数十社を選出し、各社がこれまで手掛けた製品と新たに展開する製品を対比させ、地域リソースとデザインとの質の高い相乗事例を紹介する。写真は「輪島塗」の新しいオーディオスピーカー。
『Japan`s Greatest Cars 2006』/カーデザイン
1960年代から70年代にいたる国産車史を飾った名車、約50台を出展。トヨタ 200GT、日産/プリンス スカイライン、ホンダ 600、マツダ コスもスポーツ、三菱 コルト 1000、スバル 360、ダイハツ コンパーノ スパイダー、スズキ フロンテなどが出展予定。数々の名車を通じて、日本のカーデザインの発展が体感できる!
歴代グッドデザイン大賞
プレス発表会の会場には、歴代のグッドデザイン賞受賞作品も展示されていた。
|
|
|
「グッドデザイン・プレゼンテーション2006」では、グッドデザイン賞応募の中から1次審査を通過した、2次審査対象約2,500件が展示される。気になる最新デザインをいち早く見たい人は、是非行ってみては?会期は、2006年8月23日〜26日、東京ビックサイトにて開催される。入場料は1,000円。
( レポート:CORISM編集部 原 直美 )