スカイライン大賞を狙って、自慢の愛車が勢揃い。ただしただきれいなだけでなく、こだわりや愛着なども重要な採点ポイントだった。

貴重なR380など、日産が保管するプロトタイプも大挙して展示された。最近のレース車両ではル・マンに参戦したモデルが多く姿を現わしたのだが、R390までも登場した。

長谷見ドライブのR31鉄仮面、シルエットフォーミュラ。TOMICAのロゴも懐かしい。

スカイライン生みの親、桜井真一郎氏のトークショーも開かれ、貴重な話を聞くことができた。

貴重な絶版パーツや当時のキャラクターグッズ、さらにはミニカーなどなど、旧車にまつわるものならなんでもあり。掘り出し物探してみんな真剣。

会場内の旧車ショップブースでは実車展示だけでなく、パーツなども売られていた。最近の旧車会ブームもあってか、懐かしのなめネコグッズ(もちろん当時モノ)や族仕様の三輪車まで登場!

今年はスカイラインをメインテーマにして開催

 旧車に限って見ても、各地でさまざまなイベントが定期的に行なわれ、着実に文化として根付いている感があるが、なかでも春のメインイベントとして人気を博しているのが、お台場のビッグサイトで行なわれる「BPノスタルジックカーショー」だ。会場内には所狭しとブースが設置され、パーツやグッズの販売はもちろんのこと、名車たちがズラリ勢揃い。メーカーや車種などは多種多彩なのだが、毎年テーマが決められて、見どころを提供してくれるのもこのショーの特徴だ。

 気になる今回のテーマはズバリ「栄光のスカイライン展」。日産の全面協力が得られたこともあり、スカイラインとは切っても切り離せないプリンスR380/381/382や80〜90年代のワークスマシンまで、貴重な車両が登場。R380とR381についてはエンジン始動も披露されたり、スカイラインの生みの親でもある桜井真一郎氏のトークショーも行なわれた。また個人ブースではきれいにレストアされたり、こだわりのチューニングが施された歴代のスカイラインが勢揃い。最終日には大賞の決定などで大いに盛り上がった。ちなみに大賞はR32GT-Rを夫婦(なんとひとり一台!)で駆る老夫婦に決定された。

 そのほか、インポートカーショーや東京スワップミート、旧車専門のオークションなどもリンクする形で同時開催され、国産ファンだけでなく、輸入車ファンも楽しめる内容となっていた。とくにスワップミートは屋外で行なわれてこともあり、薄曇りという抜群の気候で、東京湾をバックにゆっくりと掘り出し物を探す人々の真剣な眼差しが印象的だった。見て触れて、そして買って楽しむという旧車文化が日本でもしっかりと根付いてきたというのが、取材後の感想だ。

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