サーブ 9-3 スポーツエステート
サーブ 9-3 スポーツエステート

サーブ伝統の個性的なインパネ。"航空機" をイメージさせる感覚は、誰にも真似できない家芸だ。

サーブ 9-3 スポーツエステート

グレードによりシート表皮は異なるが、総じてセンス良くまとめられたインテリア。フロントシートのサイズもたっぷりしており快適。

サーブ 9-3 スポーツエステート

リアも十分なスペースを確保する。実用性を重視した北欧ワゴンならではのうれしいポイントだ。

サーブ 9-3 スポーツエステート

"ナイトパネル" という機能を持つメーターは、ワンタッチでスピードメーター以外の照明を消して集中することができる。サーブならではの装備。

サーブ 9-3 スポーツエステート

オーディオなどの操作を手元で行えるステアリングスイッチをグレードに応じて用意。

サーブ 9-3 スポーツエステート

5ATを操作するシフトレバーはスポーティな操作感覚。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

サーブらしさはインテリアに現れる

 インテリア回りのデザインは座った瞬間にサーブであることが分かる。インパネ全体が緩やかにドライバー側を向いていて、ドライバーを包み込むようにデザインされているのを始め、エアコンのエアアウトレットはセンターのつまみを動かすだけで360度自由にコントロールできるとか、プッシュボタンを押すと蝶が羽を広げるように開くドリンクホルダーなど、ほかのクルマにはないデザイン処理が施されている。

独特の運転感覚をもたらすコックピット

 運転席に座ってイグニッションキーを回そうとすると、キーシリンダーがインパネ側にはなく、センターコンソールに設けられている。これも飛行機に由来するサーブならではの安全思想を表現したものだ。あるいはリヤのラゲッジスペースを除くと、床面には飛行機の形をしたハンドルが設けられていて、これを操作することでフレキシブルな使い勝手が実現できる。

シートやステアリングにも、グレードによる変化が

 シートの仕様はグレードによって異なり、試乗したアークにはレザーシートが、エアロにはスポーツレザーシートが装備されていた。同様にステアリングホイールも、アークにはレザーステアリングが、またエアロには専用のスポーツステアリングという具合である。安全装備は全車にESPが標準装備され、エアロにはESPプラスが装備される。

代表グレード
アーク
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4655×1760×1540mm
車両重量[kg]
1540kg
総排気量[cc]
1998cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
175ps(128.71kw)/5500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
27.0kg・m(264.78N・m)/2200rpm
ミッション
5AT
定員[人]
5人
税込価格[万円]
428万円
発売日
2005/11/05
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム