2006-06-23 スバル レガシィ 勝ち組への方程式(大幅値引きGETへの道) レガシィ スバル B4 アウトバック ツーリングワゴン 自動車ニュース レガシィは先ごろマイナーチェンジを受けたが、登場して3年以上を経過しており、値引き額が引き締まることはない。今では上手に値引きの競争をさせれば30万円前後を狙える状況になっている。 注意したいのは、値引き競争の相手に選ぶライバル車の選定だ。最近はステーションワゴン、セダンともにジャンル全体の販売が低調で、値引き競争をさせにくくなった。同じジャンルからライバル車を選ぶと不人気車になり、セールスマンが値引きを拡大するための単なる"当て馬"と受け取ってしまう。あくまでもユーザーが選択に迷っているという状況を演出しないと、そこで値引きの拡大もストップだ。 そこでツーリングワゴンならミニバン、B4の3.0Rであればひとクラス上のLサイズセダンという具合に、少々ジャンルやサイズが違っても人気車を選ぶ方が商談をリアルに進められる。 なお、レガシィは比較的価格の高い人気車で、中古車を求めるユーザーも多い。中古車市場の人気を受けて3年後のリセールバリュー(予想下取り残価率)も概して高めの設定だ。その意味では購入した後も有利に展開する。 ツーリングワゴンのライバル車といえば「アテンザ」や「アコードのワゴン」、2000ccのツインカムターボで条件を合わせるなら「カルディナ」だが、いずれも人気の点でレガシィの敵ではない。それならば「オデッセイ」のアブソルートや「エスティマ」の3500ccモデルなど、同じ価格帯に属するミニバンの人気車種を取り上げた方がリアリティーがある。「ワゴンならレガシィ、ミニバンならオデッセイ」と考えているユーザーも多く、実際、この2車の間で代替えするケースも見られるからだ。 B4の3.0Rでは、VDCやカーナビなどの装備を加えて「フーガ」や「クラウンアスリート」と競わせるのがベスト。レガシィB4はミドルサイズだが、搭載されるエンジンが3000ccで4WDも装着するとなれば、価格と性能の両面において本格的なLサイズセダンと競うことになるワケだ。なお、性格的には「レクサスIS」も近いが、値引き販売をほとんど行っていないので、B4を煽る効果が期待しにくい。 「アウトランダー」や「ハリアー」と同じ価格帯に属するグレードをライバル車に据えると良い。ジャンルで分ければアウトバックはステーションワゴンの派生型、アウトランダーやハリアーはSUVとなるが、購入するユーザーの意識はかなり接近している。特にアウトランダーやハリアーはワゴン感覚でも購入されており、アウトバックとオーバーラップするところが大きい。 代替え需要の急増が予想されるので、早めの売却がお得 レガシィは根強いファンに支えられたクルマで、同一車種間での代替え需要が多い。特に先ごろのマイナーチェンジではフロントまわりの基本骨格を補強して走行安定性を向上させ、上級エンジンでは「SI-DRIVE」の採用によって動力性能の有効活用も図った。走行性能を中心に機能性まで踏み込んだ変更を行ったから、これを機に代替えするユーザーが増えるだろう。 つまり中古車市場に向けた供給量が増えるから、従来型のレガシィに乗っているユーザーは、なるべく早い段階で査定を受け、高額で売却した方がおトクと言えるのだ!! モデルチェンジを行った後の売却では、タイミングが重要になる。