フォード フォーカスC-MAX
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標準フォーカスと違ったデザインを採用するインパネデザイン。ウォークスルーを実現するため、インパネシフトを採用しているのがポイントだ。

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インパネデザインはあくまで奇をてらうことなく実用性、見易さを追求した良心的な設計だと言える。

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C-MAXのインパネシフトはマニュアルモード付の4ATを採用しており、積極的に運転を楽しむことが可能である。

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フロントシートは少し高めの位置に設定され、良好な視界を確保している。開放感が抜群なので疲労も軽減できるし、死角の現象で安全性が向上するだろう。

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アジャスタブル・リアセンターシートは、リアのセンターシートの座面を跳ね上げ、左右のシートの外側にあるレバーに軽く力を加えると、シート自体を斜め後方にスライドさせることが可能。3人分のスペースを2人でゆったり使うことが出来る。

フォード フォーカスC-MAX

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多機能なリアシートは積載性にも貢献。リア・コンフォート・システムと呼ばれるリアシート機構により、3つに分割して折り畳むことが可能。乗員数や荷物の量、形状によってさまざまな形のスペースを作り出すことができる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

自然なシートポジション

 C-MAXでは全高の高さに合わせてシート高もやや高めに設定されている。ドアを開けて乗り込むとき、ごく自然な形でシートに座ることができ、優れた乗降性を実現する。同時にコマンド・シート・ポジションと呼ぶ着座姿勢によって視界の開けた運転のしやすいクルマとされている。
 インパネ回りのデザインはベースのフォーカスとは大きく異なっており、インパネ下部に設けられたシフトレバーなど、操作系も独自のものとされている。ドライバーが手を伸ばせばそこに操作系のレバーやスイッチがあるという具合で、人間工学に配慮した設計がなされている。
 特徴的なのはリヤ・コンフォート・シート・システムと呼ぶ後席のシート。後席の中央部分を後方に跳ね上げると、左右のシートは斜め後方にスライドさせることができ、これによって後席の足元と肩回りにはゆったりした空間が広がる。このほか後席のシートをアレンジすることで、定員の5人乗りから2人乗りまで自在なアレンジが可能だ。
 快適装備の充実度はフォーカス2.0並みかやや充実したものが用意される。最適のドライビングポジションを確保できる運転席パワーシートを始め、オートランプシステム、雨滴感知ワイパー、花粉フィルターの付いた左右独立調整のオートエアコンなどが標準で装備されている。安全装備も運転席助手席のSRSエアバッグとSRSサイドエアバッグ、さらにSRSカーテンエアバッグやESPなど充実したものが用意される。これによってヨーロッパの安全基準であるユーロNCAPでも好成績を残している。

代表グレード
2.0
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4330×1825×1580
車両重量[kg]
1430
総排気量[cc]
1998
最高出力[ps(kw)/rpm]
145(107)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
18.9(185)/4500
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
10.2
定員[人]
5
税込価格[万円]
280
発売日
2006.4
レポート
松下 宏
写真
和田 清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム