ヤングファミリーや女性ユーザーを意識したスタイル
今年1月にデビューしたトヨタbBのダイハツ版となるのがクー。
車名は英語のクールに由来し、日本語の空間や天空などにもつながるものとして採用された。
基本プラットホームはヴィッツ系のもので、コンパクトクラスのトールワゴンというボディの基本骨格も先にデビューしたbBと変わらない。
ただ外観デザインには大きな変更が加えられているのが特徴だ。最近のトヨタとダイハツのコラボレーションで作られたクルマは、パッソ/ブーンにしてもラッシュ/ビーゴにしても、いずれも全く同じクルマのエンブレムだけを変更したものでしかなく、違いが明確になっていなかった。
それに比べると今回のクーは主に顔つきを中心にbBとは大きく異なるクルマとして作られている。
外観デザインだけでなく、装備や仕様に関してもbBとの違いを明確なものにしているので、従来のコラボモデルとは相当に違う印象だ。
特にbBでは悪っぽいイメージの強い顔つきで、これによって若い男性ユーザーを主要なターゲットにしていたが、クーではヤンズミセスなど、女性ユーザーを主なターゲットにするという違いもある。