話題の新型車を賢く買う方法、教えます。
ホンダ オデッセイ

《オデッセイ》はLサイズミニバンの定番モデル。
ワゴン風のスマートなボディースタイルと優れた走行安定性は、歴代モデルに共通する特徴だ。
特に2003年に登場した現行型は、「低床プラットフォーム」の採用で全高を1550mmと低めに設定。
全幅は1800mmに達するから、ボディーの縦横比は5ナンバーサイズのステーションワゴン並みになっている。
剛性も高められ、数あるミニバンの中でもハンドリングはナンバー1と言えるだろう。
2006年の4月には大幅なマイナーチェンジを実施し、スポーティーグレードの「アブソルート」を中心に大幅なテコ入れを図った。
“オデッセイらしさ”にさらに磨きがかけられ、熟成されている。

◆本文:渡辺陽一郎
◆データ協力:ガリバー自動車流通研究所
◆総合ディレクション:佐藤 誠(from ガリバー自動車流通研究所)

【スクープ!】2008年10月登場!4代目 新型 オデッセイの情報はこちらから!

知の巻:オデッセイが人気の理由

ドライブフィールの向上を果たしたスポーティーグレード「アブソルート」
若干硬めのテイストになったが、乗り心地の良さは損なわれていない!!
ホンダ オデッセイ
リセールバリュー: 52%〜61%

《オデッセイ》はミニバンの定番車種。最近は少々販売に伸び悩みが見られるものの、堅調な台数を維持している。そのため、2003年10月にフルモデルチェンジを受けたクルマでありながら、3年後の下取り査定は新車価格の52〜61%程度。値引きが拡大したことを踏まえると、安く購入して高値で売却できるワケだ!!
《オデッセイ》はもともと割安な価格設定だが、売買時の条件も良いから一層買い得となる。ベストグレードは、「M」に対して10.5万円の価格アップでエアロパーツが追加される「Mエアロパッケージ」だ。

2006年4月のマイナーチェンジでは、全てのバリエーションに渡ってフロントマスクとリヤビューの変更を施している。特にフロント側のラジエターグリルには、太いバーを横方向に通すことで顔立ちを引き締めている。リヤビューも含めて、全体的に質感が高まった印象だ。
そして最も大きな変更を受けたのが、スポーティーグレードの「アブソルート」。ホイール&タイヤサイズを215/55R17から225/45R18にサイズアップ!! それに伴ってスプリング、スタビライザー、ブッシュを強化し、ショックアブソーバーの減衰力やステアリングのギヤ比も見直した。従来型以上にダイレクトな操舵フィーリングに変わり、コーナリング時の踏ん張り感も向上している。
その一方で、若干硬めになったものの乗り心地は損なっていない。《オデッセイ》は従来からスポーティーなハンドリング、危険回避時の走行安定性、フラットな乗り心地を両立させてきたが、そのバランスを保ちながら、さらに走行性能を向上させたのがマイナーチェンジ版の「アブソルート」だ。
この他、売れ筋グレードの「M」にエアロパーツを装着した「エアロパッケージ」を追加。装備内容のシンプルな「B」も加えられている。2005年のマイナーチェンジで廃止された安価な「S」を復活させたようにも受け取れるが、226万円弱の「B」は「S」以上に安い。

ホンダ オデッセイ

SPECIFICATIONS

[代表グレード: アブソルート]
■全長×全幅×全高
4770×1800×150 (mm)
■エンジン型式 K24A
■排気量 2354 (cc)
■最高出力 200 (ps)
■最大トルク 23.7 (kg-m)

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比の巻:ライバルとの比較

2500ccエンジンにエアロ装着グレードが人気の《プレサージュ》は地味な印象
最強ライバルの《エスティマ》はサスガに3年後も買い取り額が高め予想!!

VS 日産 プレサージュ

日産 プレサージュ
リセールバリュー: 36%〜44%

《オデッセイ》のライバル車として注目されるのが、《プレサージュ》の「250ハイウェイスター」。《プレサージュ》は《オデッセイ》と同様にルーフを低めに抑えたワゴン風のLサイズミニバンで、両側にスライドドアを装着する。その中でも「250ハイウェイスター」は、2500ccエンジンを搭載してエアロパーツを装着したグレードだ。
ただし、使い勝手は良いものの《オデッセイ》に比べると雰囲気が少々地味。そのために販売が伸び悩んでおり、3年後の下取り査定は新車価格の36〜44%。日本車の中では低くないが、《オデッセイ》ほどの好条件でもない。

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VS トヨタ エスティマ

photo
リセールバリュー: 59%〜65%

従来から《エスティマ》は《オデッセイ》と並ぶLサイズミニバンの人気モデルで、2006年1月にフルモデルチェンジを受けたばかりだ。その外観は従来の路線を維持したが、内外装の質感を大幅に向上。加えてV型6気筒エンジンは排気量を3000ccから3500ccに拡大し、優れた動力性能を身に付けている。
売れ筋の直列4気筒は2400ccのままだが、これにも改善を加えた。設計の新しい人気のミニバンだからリセールバリューも高く、スポーティーな「アエラス」であれば3年後の下取り査定は新車価格の59〜65%程度。65%の下取り比率はトップレベルで、輸入車に匹敵する。

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選の巻:オススメ乗り換えプラン

操縦安定性に優れ長距離ドライブも楽、見た目もスタイリッシュ!これならパパもママも安心!
オススメグレード
M エアロパッケージ(¥2,415,000) ★★★★
オススメオプション
リアカメラ付音声認識Honda・HDDナビゲーションシステム+プログレッシブコマンダー (¥315,500)
サンルーフ(¥84,000)
★★★★★
オススメボディカラー
プレミアムホワイトパール
ナイトホークブラックパール
★★★★
合計 オススメオプションを装着した場合の
リセールバリュー
\2,814,000 53%〜63%
ガリバー自動車流通研究所所長

ガリバー自動車流通研究所
鈴木詳一 所長

オデッセイ3代目となった現行モデルも人気が高くリセールバリューは高い。その理由のひとつは車高が低いこと。車高が低いことにより重心が低く高速での操縦安定性に優れ長距離ドライブも楽なことや、見た目もスタイリッシュに仕上げやすいことがあげられます。それだけにアブソルートの人気が高く、また、今回のマイナーチェンジにより中間グレードのMにエアロパッケージが用意され、エアロ付のスタイリッシュモデルの選択肢が広がったことがあげられます。パパもママも安心のミニバンといえるでしょう。

極の巻:中古車の購入も考えてみよう!

オデッセイ アブソルートが278.3万円なら……

トヨタ エスティマ ハイブリッド Gセレクション 2002年式

トヨタ エスティマ ハイブリッド Gセレクション 2002年式
中古車相場:
239.9万円 〜 243.1万円
(2006.05現在)

《オデッセイ》よりリーズナブルで、広々とした車内空間を手にしたいなら《エスティマ ハイブリッド》をオススメ!!
車重がちょっと重くて経済性がちょっと悪いミニバンでもハイブリッドなら経済性が高い。
そして何よりも「地球環境に優しい」ところがオススメのポイントです。
(ガリバー自動車流通研究所・鈴木詳一)

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ホンダ オデッセイ
( M エアロパッケージ )
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