アルファロメオ・ブレラ
アルファロメオ・ブレラ

最近のアルファトレンドに則ったフロントマスク。インパクトは強いが、アルファファミリーの中ではごく一般的な顔つきである。

アルファロメオ・ブレラ

ちょっとビックリなのがこのリアスタイル。大昔のポルシェ928を連想するヒトもいるのでは? とてもアバンギャルドな印象は乗るヒトを選びそう……。

アルファロメオ・ブレラ

テールランプもアルファらしく引き締まった印象。特にブレラの場合はお尻にボリュームがあるため、いいスパイスになっている感じ。

アルファロメオ・ブレラ

大きなヒップの真中に、特徴的なアルファエンブレムが誇らしげに存在する。その下の「Brera」エンブレムも字体が洒落ている。

アルファロメオ・ブレラ

どっしりとしたイメージのボディに組み合わせられるこのホイールは、非常にどっしりとしたルックスを実現。古典的デザインのアロイホイールでも、ここまで映えてくるとはサスガ!

アルファロメオ・ブレラ

左右それぞれ2本出しのマフラーはちょっとやりすぎなくらいワイルドな印象。まるで漫画に出てくるクルマみたい。でもそれを立派に格好良く仕上げてしまうのがアルファの魔力なのでは?

アルファロメオ・ブレラ

やっぱりなんだかんだで赤が似合う! どんな形のアルファにも言える共通点だ。

アルファロメオ・ブレラ

この3連ヘッドランプだけを見る限り、159と区別がつきそうにない……。ギョッとした印象の目つきはインパクト大。

アルファロメオ・ブレラ

サイドシルエットを見ても今までにない印象。強いて言えば2人乗りのステーションワゴンと言った感じか? 大昔のいすゞジェミニOZハッチバックのスタイルを思い出す。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 昨年のフランクフルトショーでデビューしたアルファ159ベースの格好良い2ドアクーペがアルファ・ブレラ。プラットホームや基本コンポーネンツは159からの流用で、ホイールベースを切り詰めてクーペボディに仕上げている。搭載エンジンはいずれも直噴で、直列4気筒2.2LとV型6気筒3.2Lの3機種。取り敢えず輸入が始まったのは左ハンドルの6速MT車のみ。セレスピードや右ハンドル車は追って追加される予定だが、現在はまだ具体的なスケジュールになっていないとのこと。
 デザインはジウジアーロの手によるもので、かつてのジュリア・スプリントを思わせるようなリヤウインドー形状を採用するなど、アルファの伝統を今に生かした優雅でスポーティなものに仕上げられた。実際にブレラを見ると、特徴的なフロントデザイン、傾斜を強めたフロントガラス、ボリューム感のあるリヤフェンダー部分など、どこを見ても本当に格好良いクルマだと思う。これだけ格好良いクルマを見たのは久々のことだ。
 フロントに6連の丸型ヘッドライトを備えることや、同様に丸型にデザインされたテールランプなど、アルファ159のファミリーであることを明確に示している。
 ルーフはスカイウインドーと呼ぶガラスルーフが3.2には標準で、2.2にはオプションで設定されている。

代表グレード
2.2 JTS
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4415×1830×1365
車両重量[kg]
1570
総排気量[cc]
2198
最高出力[ps(kw)/rpm]
185(136)/6500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
23.4(230)/4500
ミッション
6MT
定員[人]
4
税込価格[万円]
436
発売日
2006.4.8
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム