昨年のフランクフルトショーでデビューしたアルファ159ベースの格好良い2ドアクーペがアルファ・ブレラ。プラットホームや基本コンポーネンツは159からの流用で、ホイールベースを切り詰めてクーペボディに仕上げている。搭載エンジンはいずれも直噴で、直列4気筒2.2LとV型6気筒3.2Lの3機種。取り敢えず輸入が始まったのは左ハンドルの6速MT車のみ。セレスピードや右ハンドル車は追って追加される予定だが、現在はまだ具体的なスケジュールになっていないとのこと。
デザインはジウジアーロの手によるもので、かつてのジュリア・スプリントを思わせるようなリヤウインドー形状を採用するなど、アルファの伝統を今に生かした優雅でスポーティなものに仕上げられた。実際にブレラを見ると、特徴的なフロントデザイン、傾斜を強めたフロントガラス、ボリューム感のあるリヤフェンダー部分など、どこを見ても本当に格好良いクルマだと思う。これだけ格好良いクルマを見たのは久々のことだ。
フロントに6連の丸型ヘッドライトを備えることや、同様に丸型にデザインされたテールランプなど、アルファ159のファミリーであることを明確に示している。
ルーフはスカイウインドーと呼ぶガラスルーフが3.2には標準で、2.2にはオプションで設定されている。