VW パサート
VW パサート

もともと緻密な造り込みが得意なVWだが、フラッグシップともなるとさらにこれほど隙のない内装を仕立ててくるのだから驚く。

VW パサート

メーターパネルにまで木目パネルがあしらわれ、メーター周りはメッキのべゼルで覆われる。もはや英国車!? 昔のドイツ車では考えられなかった華やかさである。

VW パサート

インテリアのユーザーフレンドリーな設計思想は、小型モデルから一貫しているVWの良心だ。

VW パサート

スペースが十分確保されているのはもちろん、基本の部分ももちろん良く出来ており、正しい姿勢で長い時間座ることができる。

VW パサート

先代以上に広大なスペースを確保するセダンのトランクスペース。無論、広く大きな開口部で出し入れを容易にするなど、これぞ「実用車の鑑」という仕上がりぶりだ。

VW パサート

VW パサート

定員乗車の状態でも十分すぎるほどのスペースを確保しているが、リアシートを倒してしまえば、ちょっと使い方がわからないくらいのスペースを生み出せる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 ボディサイズが拡大されたこともあってインテリアにはゆったりした空間が確保されている。全幅が1820mmのワイドボディによって前席の横方向には十分な余裕があるし、ホイールベースの延長によって後席の足元もゆったりしたものとなる。ただV型6気筒エンジンの搭載車が4WDの4モーションとなることもあって、フロアトンネルはやや大きめ後席の中央はやや窮屈になる。
 運転席回りのデザインはVW車らしいきっちりした仕上がりで、操作性や節度感は上々のレベル。標準仕様車はメタル調のパネルがクォリティを表現しており、オプションで本革シートや木目パネルを装着した仕様ではプレミアム感のある仕上がりだ。明るいポプラのウッドパネルが広範囲に使われた仕様などは独特の高級感が表現されている。
 ヴァリアントのラゲッジスペースは完全にフラットで広々としたもの。たっぷりした荷物を積んで出かけられる。
 快適装備は花粉フィルター付きの2ゾーンフルオートエアコンを始め、オーディオ、オートライト、自動防眩ミラーなどがグレードに応じて設定されている。
 安全装備はESPやABSのほか後席のサイドエアバッグも含めた8つのSRSエアバッグ、アクティブヘッドレスト、ダイナミックコーナリングライトなど、充実した仕様が設定されている。

新車見積もりはこちら
代表グレード
2.0T
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4785×1820×1475
車両重量[kg]
1500
総排気量[cc]
1984
最高出力[ps(kw)/rpm]
200(147)/5100-6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
28.6(280)/1800-5000
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
10.4
定員[人]
5
税込価格[万円]
365
発売日
2006.4.11
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
取材協力
スタイル インテリア 走り&メカニズム