VW パサート
VW パサート

プレミアムカーらしくクローム仕上げとなっているVWファミリー共通のフロントフェイス「ワッペングリル」。

VW パサート

VWというと「よくできた小型実用車」のイメージが強いが、このパサートはしっかりフルサイズ。伸びやかなサイドビューはオーソドックスだが力強く飽きの来ないスタイルだ。

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太めのCピラーやエッジの効いた面構成など、どれをとっても「ドイツ車」的安心感を感じさせる。

VW パサート

こちらは「パサート ヴァリアント」と呼ばれるワゴンボディ。フロントマスクに大きな違いはない。

VW パサート

セダンに比べシンプルなラインを持ちながら、きちんと存在感を放っているパサート ヴァリアントのサイドビュー。

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ヴァリアントのリアスタイル。ボディ形状をまったく変えながらも、類似したテールランプデザインによってセダンと共通項のあるイメージ形成に成功している。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 ジェッタの上に位置するVWのアッパーミドルセダン。SUVのトゥワレグも存在するが、事実上VWのフラッグシップとなるモデルだ。極めて高い実用性を備えたモデルで、ヨーロッパを始め世界では累計1300万台もの販売を記録しているが、日本では地味なクルマという印象が強いのが実情だった。
 今回のフルモデルチェンジで登場した6代目モデルは、ボディサイズを拡大して室内空間やラゲッジスペースを広げ、従来以上に高い実用性を備えるとともに、インテリア回りの仕様を充実させるなどして快適な室内空間を作っている。
 押しボタン式の電動パーキングブレーキやペダルから足を離してもブレーキ圧を維持するオートホールド機能など、ドライバーの負担を軽減して安全性を高める新技術を採用したのも注目点だ。
 ボディタイプは4ドアセダンのほかステーションワゴンのヴァリアント(今回のモデルではワゴンを改めてヴァリアントの名前で呼ぶという)も設定される。外観デザインはオーソドックスなセダン/ワゴンのもので、クリーンで安定感のある力強いもの。フロントにはクロームのワッペングリルがVWブランドを強調している。同様にメッキ処理を施したシングルフレームのグリルやテールランプのデザインもジェッタなどとの共通性を感じさせる。丸型のホワイトレンズを使ったワゴンのリヤビューも最新のVW車のイメージを作っている。

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代表グレード
2.0T
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4785×1820×1475
車両重量[kg]
1500
総排気量[cc]
1984
最高出力[ps(kw)/rpm]
200(147)/5100-6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
28.6(280)/1800-5000
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
10.4
定員[人]
5
税込価格[万円]
365
発売日
2006.4.11
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
取材協力
スタイル インテリア 走り&メカニズム