トヨタ RAV4
トヨタ RAV4

エスティマ、アルファードなどで定評のある2.4リッター直列4気筒エンジンが搭載される。トルクフルでとっても乗りやすい。また4WDで12.6km/lという低燃費が嬉しい。2WDに至ってはナント13.4km/lも走る!

トヨタ RAV4

トヨタ RAV4

フロント:マクファーソンストラット、リア:ダブルウィッシュボーンのサスペンションは懐の深い安定した走りを実現。写真のような攻め入った走りにもきっちり対応! また様々な安全制御装置も採用され、快適なドライブに寄与している。

トヨタ RAV4

全車トルクコンバーター式のCVT仕様で、爽快な走りを実現している。これはワインディングロードのアップダウンでも変わらない。

トヨタ RAV4

ボディは大柄に、走りは大胆になったわけだが、17インチタイヤがそれらを支えている。さらに「SPORT」グレードになると18インチタイアがおごられ、さらなるグレードアップを果たしている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 ボディが拡大されて重くなったので走りの良さを確保するために搭載エンジンも2.4Lに排気量アップされるという悪循環に陥っている。エンジンそのものはほかのトヨタ車に搭載される直噴仕様ではないごく普通のハイメカツインカムだが、ブロックの設計などが全面的に新しくなって、パワーは7kWほど向上し、高回転域まで良く回るようになった。170kWの実力はこのクラスのエンジンとして水準以上のものといえる。
 実際に走らせた印象も中低速域でトルクフルな印象が強く、余裕の走りが可能だ。組み合わされるトランスミッションはスーパーCVTで、7速のスポーツシーケンシャルシフトマチック仕様。これを使ってマニュアル車感覚の走りを楽しむことも可能だが、Dレンジのままで走っても継ぎ目のない滑らかな加速フィールを実現する。
 シャシーは新しくなったサスペンションによって乗り心地と操縦安定性のバランスがより高いレベルになり、特にスポーツのロールを抑えた安定感の高い走りが印象的。アイポイントが高い割に安心してコーナーを走れるのだ。ただ、タイヤ径が大きくなる分だけ小回り性能が劣るなどの問題もある。ステアリングのフィールは切り始めたときのダイレクト感があってスポーティな雰囲気を感じさせる。
 安全装備の設定がないXは論外というか、今どきこのようなグレードを設定することが論外。大径タイヤを履いたスポーツも走りはともかく実用性に悪影響が出ているのは感心できない。なので、お勧めグレードはGに絞られる。4WDの必要がないユーザーが2WDを選べば車両重量も1500kgを切るが、SUVで2WDを選ぶ意味は相当に少ない。Gの4WDがお勧めグレードである。

代表グレード
G(4WD)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,335×1,815×1,685
車両重量[kg]
1,520
総排気量[cc]
2.362
最高出力[ps(kw)/rpm]
170(125)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
22.8(224)/4,000
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
12.6
定員[人]
5
税込価格[万円]
237.3
発売日
2005.11.14
スタイル インテリア 走り&メカニズム