トヨタ RAV4
トヨタ RAV4

堂々としたフロントデザイン。実際にワイドサイズであるのも手伝ってか、もはやかつてのRAV4とはまったく違う印象になっている。高級SUVとでも言いたくなる……

トヨタ RAV4

美しい造形のヘッドランプは切れ長な印象。またクリアランスランプ、ターンランプなどを組み込んだ異形4灯式で、生き物のような躍動感を感じさせる。さらに全車プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ採用っていうのも見逃せないポイント!

トヨタ RAV4

とても大きな台形フロントグリルは、SUVらしい押し出し感を強調。またメッシュバーを2本配することで若々しさをプラス! 都会的な印象を与えることにも一役買っている。

トヨタ RAV4

踏ん張り感が効いてとても安定感のあるリアデザイン。トヨタSUVのデザインモチーフを継承していて「ミニプラド」といった感じでもある。

トヨタ RAV4

初代RAV4をほうふつとさせるテールランプ。抑揚あるデザインに溶け込む美しいデザインが採用されている。またテール&ストップランプにきれいなLEDが採用されているのも見逃せない!

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 都会派のSUVとして独自のジャンルを切り開いてきたクルマ。デビューした時点でスズキのエスクードの存在もすでにあったが、初代RAV4のヒットはCR-Vやエクストレイルなどの追従車種を生むことになり、このクラスの重要を盛り上げる原点となった。最近の日本ではSUVのブームが鎮静化し、市場が縮小しているが世界的には人気のジャンルであり、今回の3代目RAV4も世界に通用するSUVを目指して開発されている。
 欧米の市場を意識するあまり、ボディサイズが大きくなって全幅が1815mm(奇しくもスズキのエスクードと同じだ)に達したのはさすがに日本では使いにくい印象。発表も日本より先にフランクフルトショーで行われており、月間の販売目標台数が2000台程度の日本市場はあまり重要視していない。
 今年は三菱のアウトランダーも含めて3車種の新型SUVが登場したが、いずれも1800mm以上の全幅というのでは相当に厳しい。来年以降、CR-Vなども新型に切り替わるが、このサイズでどこまで日本で売れるかは疑問だ。
外観デザインは従来のRAV4のイメージを継承する形で都会にも似合うSUVという性格に見合ったもの。安定感のあるスタイルは力強さも感じさせるものに仕上がった。背面スペアタイヤはいかにもSUVらしいものではあるが、今どきのSUVとしてはやや古典的にすぎる印象もある。

代表グレード
G(4WD)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,335×1,815×1,685
車両重量[kg]
1,520
総排気量[cc]
2.362
最高出力[ps(kw)/rpm]
170(125)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
22.8(224)/4,000
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
12.6
定員[人]
5
税込価格[万円]
237.3
発売日
2005.11.14
スタイル インテリア 走り&メカニズム