ランボルギーニ ミウラ・コンセプト
ランボルギーニ ミウラ・コンセプト

            

ランボルギーニ ミウラ・コンセプト

            

ランボルギーニ ミウラ・コンセプト

              

オリジナルデザインを踏襲したシルエット

2005年にランボルギーニが発表したレトロコンセプトプロジェクト。これは往年のモデルを現代に甦らせる計画として立案されたもので、エスパーダやミウラの復刻モデルの登場が噂された。しかし昨年、レトロコンセプトプロジェクトの進展はなかったが、1月に開催されたデトロイト・ショーで、その第一弾となるミウラ・コンセプトが披露されたのである。
 1966年のジュネーブ・ショーで出されたミウラの生誕から40周年を迎えるにあたって、ランボルギーニはミウラを選び、それを記念する意味を込めてコンセプトカーをクリエイトしたわけだが、基本的なシルエットはオリジナルデザインを踏襲したもので、ランボルギーニ・チェントロ・スティーレ(デザインセンター)のチーフデザイナーである、ウォルター・デ・シルバが担当した。見るからに懐古的な作品ではあるが、フォードGT40の現代版であるフォードGTが販売面で成功を収めたのをうけて、このミウラ・コンセプトも生み出されたといえよう。ランボルギーニは現代的な解釈のデザインで見事ミウラを甦らせたといえよう。
 あくまでコンセプトカーということで、ボディディメンションやパワースペックなどは一切公表されていないが、やはり気になるのは、これが市販化されるか、否か!? まだ生産にはほど遠い段階だが、ランボルギーニの関係者と話した印象では、販売される可能性はかなり高いと思われる。ただし初代ミウラと同じように、V12エンジンを横置き搭載するには、無理がある。フォルクスワーゲン・グループのW12ユニットを横置きするのでは?という噂もあるが、ボディサイズを大きく拡大するか、縦置き搭載するのが得策。一部では、ムルシエラゴのV12エンジンの排気量をアップさせ、700psまでパワーを高めたユニットに7速DSGを組み合わせるという憶測などが飛び交っており、現代版ミウラがスーパースポーツカーとしても、相当魅力的な性能を与えられそうだ。