メルセデス・ベンツは売上前年比4.8%増

 ダイムラー・クライスラー日本は、各ブランド別の2005年販売実績を発表した。
 日本でのダイムラー・クライスラーグループ全体の販売台数は合計55,430台(前年比+4.8%)。
 メルセデス・カーグループの販売状況としては、メルセデス・ベンツは、販売台数45,852台(前年比+4.8%)で、需要の低迷と激化する厳しい販売環境の中で、2004年以上の販売を維持した。
 新型車として、2月より配車を開始したCLSクラス(新型)、Aクラス(フルモデルチェンジ)、11月に発表したMクラス(フルモデルチェンジ)、およびSクラス(フルモデルチェンジ)を導入。各クラスとも顧客から高い評価を獲得、年間を通じ販売のかさ上げに寄与したとのこと。
 また、Sクラスは待望のフルモデルチェンジがあり、受注は発売直後から好調に推移。今年は、新規投入モデルとしてBクラスおよびRクラスの導入、および昨年の東京モーターショーで導入を発表したEクラス ディーゼルモデルの追加も予定しているという。

 「スマート」は、販売台数3,221台(前年比+0.2%)で、2004年と同水準の販売台数を維持。ブランドの浸透が進みつつあるとのこと。
 「マイバッハ」は市場投入から3年目を迎え、競争の厳しい超高級大型乗用車セグメントの中で、有力なプレイヤーとしての地位を築いている。
 一方、クライスラーグループの販売台数も好調。クライスラーは販売台数が4,195台、新型車として1月に発表した300Cは競争の激しいセグメントで健闘。今年は、300Cツーリングの追加が予定されているという。なお、ボイジャーは安定的な販売台数を維持した。
 また、ジープは販売台数2,136台。ラングラーの販売は、人気も高く常に安定している。6月にフルモデルチェンジしたグランドチェロキーは、後半の販売に大きく寄与した。今年は、ジープブランド初の7人乗り3列シートモデルとなるコマンダーの発売を予定している。