1月17日、トヨタ/ダイハツから新開発の小型SUVが発表された。
ダイハツとトヨタの共同開発
最近流行りのSUVといえば、RAV4やアウトランダーのようなミドルクラスのライトクロカンがメインとなっている。しかし、ジムニーなどの軽SUVの人気も相変わらず高く、高級SUVの王者であるランドクルーザーの人気も相変わらずだ。
そこで、人気の空洞化が続く「コンパクトクラス」のSUV市場へ投入されたのが、このラッシュ/ビーゴとなる。
生産はダイハツが行い、ラッシュはダイハツがトヨタにOEM供給する形式だが、開発にはトヨタも参加している。言わばトヨタ/ダイハツのコラボレーションモデルといえるだろう。
車名とスタイルは新しいものだが、事実上はトヨタ キャミ/ダイハツ テリオスの後継モデル。トヨタ キャミは地味な存在だったが、発売当初のCMキャラクター「ダンシングベイビー」(奇怪なCGの赤ん坊)が踊る異様なインパクトで注目を浴びたので、CMの記憶だけ残っている人も多いのではないだろうか?
基本的には車体のエンブレムと販売店が違うだけ
さて、基本的には車体のエンブレムと販売店が違うだけのこの2台。
リセールバリューはどうなるだろう。
トヨタ ラッシュ
代表グレード:G(4WD)
車両価格:159.6万円〜195.3万円
リセールバリュー:40%〜51%
ダイハツ ビーゴ
代表グレード:CX(4WD)
車両価格:159.6万円〜190.05万円 リセールバリュー:37%〜49%
*リセールバリューとは*
クルマを再び売る(リセール)時の価値(バリュー)のこと。
新車で買った車が3年後にいくら位の価値が残っているか数値化したもので、高いほど次の乗換え までの価値下落が少なく、お得な乗り換え指標の1つ。
リセールバリューはトヨタ・ラッシュの方が2%ほど高い。
これはラッシュ/ビーゴと同様にトヨタとダイハツが開発し、ダイハツが製造するパッソとブーンの例をみても、トヨタ パッソの方が販売台数も多く人気も高い 。
これは、「トヨタ」のブランドの高さからだろう。
ラッシュ/ビーゴの差は僅差
しかし、ラッシュ/ビーゴの差は僅差であり、状況次第では両車共に同じ数値となる可能性も十分にある。
というのも一般的なコンパクトハッチバック車と違って、元々の販売台数が少ないため、3年後に中古車市場に出てくる台数も少ないからだ。
ちなみに両車の月間販売目標は
ラッシュ:1500台
ビーゴ:500台
となっている。
さて、TVCMに目を向けてみると、トヨタ ラッシュのCMキャラクターには俳優の哀川翔さんが起用され、ダイハツ ビーゴには堂本剛さんが起用されている。
はたしてどちらのキャラクターが注目されるのか。
1ヵ月後の受注状況が楽しみだ。
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ラッシュのカタログ情報
- 平成18年1月(2006年1月)〜平成28年3月(2016年3月)
- 新車時価格
- 159.6万円〜226.1万円
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