クライスラー 300Cに達人松下が試乗! そして、乗ってみてどうだったのか?
クライスラー 300Cに達人松下が試乗! そして、乗ってみてどうだったのか?

300Cといえば340馬力を発する5.7リッターHEMIが有名。はっきり言って、超弩級のパワーが味わえる。

クライスラー 300Cに達人松下が試乗! そして、乗ってみてどうだったのか?

もう一種類のエンジン。3.5リッターであっても必要にして十分のパワー、249馬力を発生させる。

クライスラー 300Cに達人松下が試乗! そして、乗ってみてどうだったのか?

06年モデルより3.5リッターモデルでもATが5速となった。これが走りに大きな良影響を与えている。

クライスラー 300Cに達人松下が試乗! そして、乗ってみてどうだったのか?

大きくゆったりとした座り心地のイイソファーのようなシート。ホールド性は低いので、スポーツ走行は苦手。

クライスラー 300Cに達人松下が試乗! そして、乗ってみてどうだったのか?

リアシートもクラス最高レベルの座り心地が味わえる。やはり、かっ飛ばすよりも、ゆったり走る場面によく似合う。

スポーツ走行は得意科目だが、ゆったり走る方がやはり向いている

クライスラー300Cには富士スピードウェーで試乗した。300Cの持つパフォーマンスは正に富士スピードウェーのような自由に走れる場所でないと十分に発揮することはできないのだが、サーキットが300Cの走りを楽しむのに適した場所かといえば、必ずしもそうではなかった。

パワフルなエンジンを搭載する300Cは、動力性能の面からは富士スピードウェーに似合うクルマだが、走りのフィールはいかにもアメリカ車らしいもので、サスペンションは柔らかめのチューニングだし、ステアリングの手応えなども相当に柔らかめ。サーキットでの走りを積極的に楽しむタイプのクルマでないことは確かだ。

新装された富士スピードウェーはコース幅の広いサーキットなので、300Cの大柄なボディが気になることはなかったが、新装後初めての走行体験だったこともあって、広すぎるコースのどの部分を走るのが300Cに適しているのかがなかなかつかめなかった。

最終的には、柔らかめの足回りやステアリングであっても、300Cがサーキットでけっこう良く走るクルマであることが分かったし、それ以上にサーキットで走っても簡単に音を上げないブレーキ性能の確かさなどには驚かされる部分もあった。

外観デザインの持つ迫力だけでなく、十分に高いパフォーマンスを持つクルマが300Cであることが良く分かった。

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