今回のN360、値段的にすぐに売れてもおかしくないような車でしたが、おそらくAT車であるがために売れ残っていたのでしょう。

ATとはいっても上級グレードの「カスタム」は3速ATで、
思っていたよりもよく走ります。

MT車もドグミッションをシンクロ化したり、当時主流の「合わせホイール(昔の規格)」ではなく、手軽にアルミホイールのドレスアップが可能。画期的なことも多かったのが、ユーザーに受け入れられた理由かもしれません。

でも・・・ファンには怒られるかもしれませんが、
夏は暑く
(空冷エンジン、ビニールシートの為)
冬は寒い
(やはり空冷なのでヒーターが・・・)
おまけに臭い。
(空冷なので、オイルのにおいなど慣れないとつらいかも。)

と、あまりよろしくない3拍子が揃っています。

画期的なクルマだったのですよ、Nコロは。

自分的には、エンジンが水冷になった後継モデルのホンダZ(後期型)やライフ360のほうが、より快適なモデルだと思うのですが。残念ながらホンダファンの中でもライフは人気が薄いです。

(まろやかな4ドアサルーン・・・?たしかこんなコピーだったような)

古い車は給油口にクセあり

Nを自走にて引き上げる途中、給油のためGSに立ち寄りました。
ところがNの運転者とGS店員が、給油口の明け方が判らずにパニックになった様子。

すかさず自分が伴走車から駆け寄り、オープナーを発見(助手席側のドアのストライカー付近)。ことなきを得ました。

「ミニ」で給油口の鍵だけがない・・・・
という時のほうがよっぽどつらかったですよ(実話)。

「給油時、噴きこぼしやすい」という忠告も、実は知人のホンダオーナーから受けていました。

しかし店員にこの件を伝え忘れ、見事にガソリンが噴きこぼれ・・・
ああガソリンが高騰しているのに・・・

とりあえず、店員の誠意ある?対応で、お詫びとしてティッシュをゲット・・・したものの、冷静に考えると噴き出した量の金額でティッシュ5箱くらいは買えたのかも、なんて。

こんなことがありながらも、何とか無事に引き上げが終了しました。

( 次回「Nコロ君を整備する」に続く )