プジョー407
プジョー407

ボディサイズが大きくなったこともあり、フロントシートはゆったりとしたものになっている。大型のアクティブヘッドレストも装備し、安全性も十分に考えられている。

プジョー407

後席3人分の3点式シートベルトが装着されている他、リヤサイドエアバッグ、カーテンエアバッグなど9つのエアバッグを装備し、高い安全性を確保している。

プジョー407

リヤシートは2:1の分割可倒式。トランクから、長尺物も楽々収納できる。

プジョー407

ホイールハウスの出っ張りがほとんど無い、ワゴンのカーゴルーム。リヤゲートはガラスハッチのみの開閉も可能。

プジョー407

ワゴンも後席は2:1の分割可倒式。ラゲッジルーム左右には収納ボックスも装備されている。

プジョー407

3リッター車には日本のアイシンAW製6速ATが搭載される。2リッター車にはZF社製の4速ATを搭載。6速ATは、4速ATと重量がほぼ同等という非常にコンパクトなものだ。

プジョー407

HDDナビを装着するために、日本専用のデザインとなったセンターコンソール。プジョーの日本での販売意欲を感じる部分。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

日本専用のインパネデザインに注目!

 FF方式を採用した大柄なボディを持つ乗用車なので、407の室内空間はとても広い。ボディの全長や全幅だけでなくルーフラインも高めに設定したことが、室内空間のゆとりにつながっている。後席に座るとフロアトンネルの出っ張りが小さいので足元がすっきりしているし、ヘッドクリアランス、ニースペースとも十分に確保されている。
 SWに乗るとさらに広さを感じる。フロントガラスからリヤガラスまでの距離が2700mmに達するとのことで、長尺物の積載も容易だ。またSWにはフロントエンドからリヤシートの頭上まで達する大きなガラス製のパノラミックルーフを採用している。これによって明るくて開放的な室内が作られている。
 装備ではHDDカーナビが全車に標準装備されるのが大きなポイント。しかもカーナビを装着するために日本仕様専用のインパネデザインになっている点も注目される。ほかにも左右独立カーエアコンなど、装備の充実度は高い。
 また安全装備もESPが全車に標準となるほか、前席用のSRSスマートエアバッグとSRSサイドエアバッグ、後席もカバーするSRSカーテンエアバッグなどが標準。さらに下肢への被害を軽減するステアリングコラムエアバッグも装備されている。ユーロNCAPで最高の★★★★★を獲得したのも当然である。

代表グレード
407セダンSPORT3.0
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,685×1,840×1,460
車両重量[kg]
1,650
総排気量[cc]
2,946
最高出力[ps(kw)/rpm]
210(155)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
29.5(290)/3,750
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.0
定員[人]
税込価格[万円]
450.0
発売日
2005年6月11日
レポート
松下 宏
スタイル インテリア 走り&メカニズム