日本専用のインパネデザインに注目!
FF方式を採用した大柄なボディを持つ乗用車なので、407の室内空間はとても広い。ボディの全長や全幅だけでなくルーフラインも高めに設定したことが、室内空間のゆとりにつながっている。後席に座るとフロアトンネルの出っ張りが小さいので足元がすっきりしているし、ヘッドクリアランス、ニースペースとも十分に確保されている。
SWに乗るとさらに広さを感じる。フロントガラスからリヤガラスまでの距離が2700mmに達するとのことで、長尺物の積載も容易だ。またSWにはフロントエンドからリヤシートの頭上まで達する大きなガラス製のパノラミックルーフを採用している。これによって明るくて開放的な室内が作られている。
装備ではHDDカーナビが全車に標準装備されるのが大きなポイント。しかもカーナビを装着するために日本仕様専用のインパネデザインになっている点も注目される。ほかにも左右独立カーエアコンなど、装備の充実度は高い。
また安全装備もESPが全車に標準となるほか、前席用のSRSスマートエアバッグとSRSサイドエアバッグ、後席もカバーするSRSカーテンエアバッグなどが標準。さらに下肢への被害を軽減するステアリングコラムエアバッグも装備されている。ユーロNCAPで最高の★★★★★を獲得したのも当然である。