プジョー407
プジョー407

プジョー407セダンのグレード体系は4つ。ST2.2と呼ばれるベーシックグレード、スポーティ系のSPORT2.2/3.0、ラグジュアリー系のEXECUTIVE。ワゴンもほぼ同様。

プジョー407

前モデルの比べ全長+85ミリ、全幅+60ミリ、ホイールベース+25ミリと大幅にサイズアップしている。

プジョー407

長いオーバーハングををもったワゴン。サイドまで回りこむ立体的なリヤウインドウがスタイリッシュ。

プジョー407

プジョーはフェリニテ(プジョー特有のネコ科の動物のような特徴)と呼ぶが、魚が大きく口を開けているというか両生類というか、そんなちょっと愛嬌のある顔にも見える。

プジョー407

ウインドウなのどの立体的な処理はさすがだが、コンビネーションランプなどは想定内。フロントほどのインパクトは、あまり感じられない。

プジョー407

SPORT系に装着されるアルミホイール。サイズは215/55R17となる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 プジョーというと、206や307など比較的コンパクトなクルマが良く売れているメーカーだ。ただ、ここ2年ほどはそれらの車種のモデルサイクルの谷間に入ったこともあって、販売面で苦戦しているのが実情だった。そこに投入されたのがミドルレンジの407シリーズで、4ドアセダンとSWと呼ぶステーションワゴンが発売された。
 プジョーのラインナップの中では307と607の中間に位置するモデルだが、今回の407はボディサイズが大きく拡大されてきた。従来はCクラスや3シリーズ、A4などと同じくらいのサイズだったのに、今回のモデルはEクラス、5シリーズ、A6並みのサイズになった。特に全幅が1800mmを超えたので幅の拡大が大きい。搭載エンジンはセダン/SWともにV型6気筒3Lと直列4気筒2.2Lの2機種である。ボディの拡大によって居住空間を大きく拡大したほか、衝突安全性能も大きく向上している。
 外観デザインはプジョーのデザインが少し変わろうとしている時期のものらしく、プジョーらしさを表現しながらも大きな開口部を持つフロントグリルなど、新しい傾向が表現されている。

代表グレード
407セダンSPORT3.0
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,685×1,840×1,460
車両重量[kg]
1,650
総排気量[cc]
2,946
最高出力[ps(kw)/rpm]
210(155)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
29.5(290)/3,750
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.0
定員[人]
税込価格[万円]
450.0
発売日
2005年6月11日
レポート
松下 宏
スタイル インテリア 走り&メカニズム