世界が注目する新型Sクラスの実力は?
フランクフルトショーで最大の目玉になったのがメルセデス・ベンツのSクラス。世界の裕福なユーザーばかりでなく、世界中の自動車メーカーの関係も注目する中で新型のSクラスが登場した。
Sクラスは常に自動車技術をリードしてきたクルマだが、今回のモデルも衝突前安全のプレセーフから衝突後のボストセーフまでを統合した新しい安全システムのプロセーフを提唱していた。
新型Sクラスの外観は、伝統の横桟基調のフロントグリルやフード上のスリーポインテッドスターが、ひと目でメルセデス・ベンツであることが分かるものにしている。見るからに存在感や品質感を感じさせるデザインだが、全体的にはややおとなしい印象。ボディサイドのフェンダーが張り出した形になっているのが今回のモデルの特徴である。
モデルによる外観の違いはほとんどないが、搭載エンジンや仕様によって17インチから19インチまでタイヤサイズが異なるため、これに伴ってホイールのデザインが変わるのと、エンブレムが異なるのが相違点だ。
ボディサイズはひと回りに大きくなり、標準ボディ、ロングボディとも全長、全幅、ホイールベースなどが拡大されている。