東京モーターショー事前情報! 三菱 iその2
東京モーターショー事前情報! 三菱 iその2

エクステリアは個性的であるが、その実は5ドアハッチバックなのである。

東京モーターショー事前情報! 三菱 iその2

三菱iのインテリアもエクステリアと同じく個性的な作りになっている。

東京モーターショー事前情報! 三菱 iその2

広々室内にゆったりシート。それが三菱iの特徴でもある。

東京モーターショー事前情報! 三菱 iその2

64馬力のMIVECターボを搭載する三菱i。その走りも新時代基準となっていることだろう。

東京モーターショー事前情報! 三菱 iその2

大径タイヤでロングホイールベース。直進安定性も高いが、小回りも利くのである。

iが目指したのは、新鮮で心地よい室内空間

 リア・ミッドシップレイアウトでは、エンジンが後輪の位置より少し前方の床下に搭載されたかたちになっている。フロントにエンジンがないためにキャビンを従来の軽自動車より前方に移動させることができ、すべての乗員がリラックスして過ごせる余裕ある室内空間を確保しているのである。室内を明るくする大きなフロントガラス、前掲したベルトラインで適度な包まれ感と開放感が両立したスペースを実現している。

リア・ミッドシップレイアウトだから実現できた安全性能と運動性能

 エンジンを車体後部に積んでいるi。そのため、フロント部分にはエンジンが無く、一見短く見えるフロントノーズであっても、実は十分なクラッシャブルゾーンを確保することに成功できているのである。さらに、エンジンが無いぶん、大径タイヤでも十分なタイヤ切れ角を確保。高い取り回し性を実現させているのである。

 一方、後方からの衝突の際には、ボディだけでなくエンジンまでが一体となって衝撃を受け止めることで乗員の生存空間を確保している。さらに、側面からの衝突に対しても、前から後ろまで滑らかに通した大断面フレームの適切な位置からの入力を受け止めるクロスメンバーを配置することで、乗員への衝撃を緩和し、高い安全性が確保できるようになっているのだ。

 新たなる基準を軽自動車の世界に生み出すi。このモデルに搭載されるエンジンは新開発のインタークーラーターボ付き3気筒MIVECエンジン。最高出力は64馬力(74kW)でありながら。平成17年排出ガス規制50%低減レベル(星3個)を達成する見込みとなっている。

車名
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3995mm×1475mm×1600mm
ホイールベース
2550mm
トレッド(F/R)
1310mm/1270mm
乗車定員
4名
エンジン
新型3気筒DOHC・MIVECインタークーラーターボ
最高出力[ps(kW)]
64ps(47kW)
タイヤサイズ
(フロント)145/65R15(リア)175/55R15
リポート
神田卓哉(221616.com編集部)
取材協力
三菱自動車