話題の新型車を賢く買う方法教えます。
リセールバリュー対決!!比の巻 ライバルとのリセールバリュー比較
※リセールバリュー: ガリバー自動車流通研究所が発表している、発売から3年後の価格残存率。人気だけでなく、ライバル車との関係や中古車市場での人気を加味して算出している。

 インプレッサWRX・STIの車両本体価格は340.2万円。スポーティークーペで言えば《フェアレディZ・バージョンS》、セダンならば《フーガ250GT》などと肩を並べる設定だから、国産車の中では高価格車の部類に入る。つまりは一種の高額財産であり、数年後の下取り査定も気になるところだろう。クルマは決して財テクの対象ではないが、危機管理という意味では万一の時に売却し、換金することも視野に入れておいた方が良い。下取り査定に無関心ではいられないワケだ。
 そのような観点から捉えても、インプレッサWRX・STIのリセールバリューは60〜66%となっており、購入する価値は非常に高い。ちなみにライバルとなる《ランサーGSRエボリューション�》は57〜64%、ターボを装着した《マツダスピードアテンザ》は42〜51%となっている。
 ちなみに、平均的な国産セダンのリセールバリューは不人気車を含めれば35〜50%程度。マツダスピードアテンザも結構いい線をいっているが、MAXで66%と予想されるインプレッサWRX・STIの高さはケタ違い!!単純に300万円の15%とすると、45万円の差額が出ることから、インプレッサWRXを購入する価値の高さが分かるだろう。
インプレッサWRX Imprezza WRX
インプレッサWRX写真 年々熟成を重ね、戦闘力を増すワインディングマシン。
ランサーエボリューション Lancer Evolution
ランサーエボリューション写真 軽量化と低重心化により旋回性を向上。進化した4G63MIVECターボ搭載。
アテンザ Atenza
アテンザ写真 4D・4WD・280ps。 リセールバリューで選べば候補に挙がる大人のスポーツ。
 スポーツセダンのリセールバリューをあげるポイントは?
鈴木詳一所長写真
ガリバー自動車流通研究所
鈴木詳一所長
ミッションは「マニュアル」を選択せよ!!
スポーツセダンに限らず、スポーツ系はAT(オートマ)とMT(マニュアル)のミッションが選択できるものが多いですが、外してはいけないのがマニュアルを選ぶこと。「走りを楽しむにはマニュアル車が必須」ということですね。 また、17インチや18インチといった大径アルミホイールの装着も、性能アップとスタイルを引き締めるのに役立つため査定がプラスとなります。 さらに忘れてはいけないのがボディカラー。セダン系は白/黒系が人気のため、迷ったら定番のホワイト系かブラック系がオススメです。ただし、インプレッサのような例外があることを忘れずに!!
■文/渡辺陽一郎 ■総合ディレクション/佐藤 誠(ガリバー自動車流通研究所)
達人プロフィール: CORISM編集部
職業:自動車情報サイト「CORISM」編集部
今ネットで最も注目される(自称)新進気鋭の自動車メディアサイト『CORISM』編集部。07年より日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員にも任命されるなど、着々とメディアとしてのパワーを拡大しつつあるのは確かだ。