【日産 新型セレナ試乗記】ファミリーに愛される本道ミニバンへ

よく言えばシンプルなメーター。自発光式にするなど、もう少し高級感があるとクルマのイメージとよりマッチするだろう。 最近の日産車のトレンドで、シフトレバーは小さい。 5ナンバーサイズということもあり、標準的なサイズのフロントシート。 530ミリものスライド量誇るセカンドシート。サードシートへの乗り入れも不便ではないが、ステップワゴンのようなワンタッチ跳ね上げ式が欲しい。 サードシートも前後に120ミリスライド可能。スペース的にも十分。 3列目シート使用時でも十分なラゲッジルームを持つ。 3列目シートは簡単に折りたたみ可能。折りたたんだ後は、自転車なども積み込める広大なスペースが出現。固定用のフックも10ヶ所、ＲＸは12ヶ所用意される。 お約束といえる2-3列フルフラットシート。ちょっとした仮眠に便利。 助手席を折りたたみ前方へ移動し、2列もシートの赤ちゃんとコミュニケーションを取りやすくしたベビーフレンドリーモード。 まるで、バスの運転手？　になってしまいそうだが、3列目シートの乗員と話しやすいインカーフォンも用意されている。

女性でも楽々！！　3列目シートは簡単収納！　 　運転席、後席への乗降性はかなり良い。アシストグリップなしでも自然な姿勢で運転席への乗り降りが可能だし、大きく開くスライドドアによって後席への乗降も楽だ。幼児を抱えたお母さんが、楽に乗り降りできることを目指したという。 　インパネ回りのデザインは、センター部分が特徴的な雰囲気を出しているほか、インパネの下に左右いっぱいに物入れのスペースを設けて、上下に2分割したイメージを持たせている。 　室内空間は圧倒的な広さが特徴。中でも3列目のシートにも十分な広さが確保されていて、大人がしっかり座れるだけの空間がある。文字通りクラス最大級の室内空間だ。その3列目のシートは後方から簡単に跳ね上げることができる。バネを内蔵しているので腕力のない女性でも簡単に操作できる。 　2列目のシートの中央に前後に大きく移動可能なシートを設け、この中央部分を動かすことで、3列目のシートへのウォークスルーや2列目のシートの左右移動など、自在なシートアレンジや使い勝手を実現する。 　ラゲッジスペースの容量も十分に確保されたほか、大容量のラゲッジアンダーボックスも備えている。 代表グレード 20ＲＳ（２ＷＤ） ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高） 4,690×1,695×1,840 車両重量［kg］ 1,610 総排気量［cc］ 1,997 最高出力［ps(kw)/rpm］ 137（101）/5,200 最大トルク［kg-m(N・m)/rpm］ 20.4（200）/4,400 ミッション ＣＶＴ 10・15モード燃焼［km/l］ 13.0 定員［人］ ７ 税込価格［万円］ 212.1 発売日 2005年5月31日 レポート 松下　宏 写真 佐藤靖彦/和田清志