中古車はおいしい!

中古車、BMW3シリーズ

 中古車の魅力はなんといっても安いこと! それは中古なのだから当たり前だけど、クルマの値落ち率って非常に高いと思う。例えば300万円程度の新型の国産車なら、最初の車検を迎える3年後には、新車価格のほぼ5割から6割ぐらいの価格で売られていることが多い。そしてその先は少し鈍るものの、5年後には新車価格の3割強から4割で買うことができてしまう。もちろん、車種によっても値落ち率は違ってくるが、5年後に新車価格の5割以上をキープしているクルマは少ない。

 そして最近は国産車のフルモデルチェンジのサイクルが少し長くなり、5年から6年は同じ型が販売される。つまり、新型車が出て3〜4年目位のクルマを買えば、現行型を半値近くで買うことができてしまうのだ。

 もちろん、途中でマイナーチェンジを行っているが、マイナー前の前期型とマイナー後の後期型の区別がつく人は少ない。この時期の中古車を買って、バリッとワックスでも掛ければ、近所の人は新車を買ったと思うに違いない。新車みたいなスタイルのクルマを半値近くで乗れるのだから、そんなオイシイ話はない。

安くて高そうなクルマの探し方

中古車店

 だが、そういうクルマは、近いうちにフルモデルチェンジを迎えるので、旧型になる前に売るか、そのまま乗り潰すかを見極める必要はある。旧型になると、ガクっと車両の価値は下がってしまうからだ。人気車なら旧型になる直前でも、買い取り店などで高く売れることもあるが、あまり人気のない車種ならその後も乗り続けたほうが無難。

 つまり、少ない投資で高そうなものを買えることが中古車の大きな魅力でもある。もちろんそれには、買うタイミングや車種を見極める必要がある。このサイトでは、そんな「価格は安いけど高そうな中古車」選びのポイントを中心にレポートしていきたい。