ダイムラー・クライスラー日本は7月29日、ダイムラー・クライスラー社の経営首脳陣の人事交代が決議されたことを発表した。

 ダイムラー・クライスラー社の監査役会は、7月28日、以下の決定を下したとのこと。

・ユルゲン・シュレンプ取締役会 会長、2005年12月31日付で退職
・ディーター・ツェッチェ代表取締役クライスラーグループ社長兼CEO、2006年1月1日付で取締役会 会長に就任
・トム・ラソーダ代表取締役代理クライスラーグループ最高業務執行責任者(COO)、2006年1月1日付でクライスラーグループの責任者に就任
・エリック・リドゥノア氏、クライスラーグループの最高業務執行責任者(COO)に就任

 ユルゲン・シュレンプ取締役会 会長は、44年にわたりDC社に勤務してきたが、2005年末をもって退職することになった。シュレンプ氏は在職中、そのリーダーシップにより、南アフリカ、米国、ドイツにおいて優れた業績を達成するばかりではなく、通産17年間にわたり会長職を歴任してきた。1988年から1995年は、ダイムラー・ベンツ・エアロスペース(DASA)社の会長として、1995年から現在までは、DC社の会長として事業を率いてきたとのこと。2006年1月1日付で、ディーター・ツェッチェ氏が、DC社 取締役会 会長に就任する。ツェッチェ氏の後任として、トム・ラソーダ氏が就任、また、同日付でDC社の代表取締役に就任するとのこと。ラソーダ氏の後任としては、エリック・リドゥノア氏が、就任、また、同日付でDC社の代表取締役に就任するとのこと。

 DC社のヒルマー・コッパー監査役会 会長は「監査役会とシュレンプは、2005年末が経営陣交代に最適な時期であると認識しています。このたびの監査役会の決定は、完全なプロセスを経て全会一致で承認されました。」と述べているとのこと。