燃費対決燃費対決2どんなくるま?
激走1000Km! ハリアーvsハリアーハイブリッド 燃費徹底対決!!
ハリアーvsハリアーハイブリッド写真
奥飛騨の山道から、東京都内の激混み渋滞路まで・・・総走行距離1000キロを超す道のりを走り倒して分かった、ハリアーハイブリッドの実力を一挙大公開だ!

全コース図
東京→中央道→諏訪→伊那→木曽→飛騨高山→富山→北陸道→上信越道→関越道
→東京
全コース地図 激走1000Km
都内コース    
環七→明治通り→千代田区
トヨタから発売された新世代SUV「ハリアーハイブリッド」。お得意の「エコ」技術に加え、従来の「ハリアー」に比べ格段のハイパワー化を実現したんだって!?
そんなことを聞いて、じっとはしてられないのが我が『221616.com』編集部。そこで、同門のハリアーV6 3リッター 4WD車ともに徹底対決に連れ出した! 果たして、その実力はいかに!?
ハリアーハイブリッドってどんなクルマ?
【スタッフ】カメラ:佐藤 靖彦/モデル:勝木 友香/Webデザイン制作:ディラン/構成:徳田 透(221616.com編集部)
都内地図 激走1000Km ハリアーvsハリアーハイブリッド 海辺
 
Round1 高速道
 中央高速自動車道 談合坂サービスエリア(山梨県上野原市) → 大月ジャンクション → 河口湖インターチェンジ 
  → 大月ジャンクション → 中央自動車道 伊北インターチェンジ(長野県伊北市)
 総区間 約183キロ
<難所コースにハイブリッド苦戦!?

燃費対決1日目。まずは中央道からスタートした。
燃費を意識し、定速運転を基本とする。これは、アクセルペダルをガバっと踏む(つまり、ガソリンを消費する)ことを極力控えつつ、一定のアクセル操作を保ちながら一定の速度で走るのだ。秘めたパワーを駆使して追い越し車線へ踊り出たい気持ちを抑えつつ走るには、ハリアーハイブリッドのメーターをチェックするといい。瞬間燃費のほかに、前後輪へのエンジン・モーター出力配分、果てはバッテリーに回収出来たエネルギーの量までもが表示されていく。燃費走行をすれば、貯金が貯まるようにエネルギーが補充される様子が映されるのだ。これは結構楽しい。
しかしこの山梨県から長野県にかけての区間は、南アルプスを始めとする日本有数の山岳地帯を抜けるコース。カーブやアップダウンも激しい難所続きとなっている。そんなところで速度を保とうとすると、加速、減速、また加速・・・というように、必然的にアクセルを踏む回数が。燃費を意識した走りに徹しようとするのだけれど、両車とも始めから厳しい結果となってしまった。
ハリアーハイブリッド、かろうじて1勝目を獲得。
ハリアーハイブリッド
トンネルを駆け抜けると、そこがまるで未来にワープする道のように錯覚してしまいそう。それほど、「THSII」のエンジン+モーターによる走りは今までにない未体験のものだ。どこまでも続くかのような息の長い加速感は、決して他では味わえない。それでいて燃費もいいというのだから、2度ビックリである。



勝木友香 中山道 木曽路 奈良井宿
【中山道 木曽路 奈良井宿】
徳川家康が整備した江戸5街道のひとつ、中山道。その中でも山々と木曽川が折り重なる渓谷沿いの区間を「木曽路」と呼ぶ。11の宿場町の中で、木曽路随一の規模を誇ったのがこの奈良井宿だ。今なお往時の姿を残す町並みは、国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている。
(撮影協力:「藤屋」土産物店 長野県塩尻市奈良井420−1 電話0264(34)3609)
ハリアー
いくらハリアーが都会派SUVといっても、こうやって自然の中を駆け抜ける姿も良く似合う。
ハリアー江戸時代から続く古い町並みと、最先端の技術を誇る「エコ」&「ハイパワー」ハイブリッド車のコラボ。 ハリアー燃費計算は走行距離を満タンで給油した量で割った数値を使用した。公正を期するためきっちり満タン給油中、の図。
 
燃費 中央高速 談合坂サービスエリア〜伊北インターチェンジ間 総計約183km
ハリアー V6 3リッター 4WD車 8.7km/l
ハリアーハイブリッド 3.3リッターハイブリッド 4WD車 9.8km/l win
 
Round2 山岳路〜郊外路
 長野県伊北市 → 国道19号線(奈良井宿) → 国道361号線 → 岐阜県高山市 → 国道41号線 →
 富山県富山市
 総区間 約311キロ
ハリアーwith勝木友香
右のハリアーハイブリッドは、テーマカラー「カッパ−ブラウンマイカ」をまとう。ちょっとシブめの色あいだ。ただしその分自然の中でも浮くことなく、周囲と一体化しているのがなんとも「エコカー」らしい!? 木曽山中にて。
山道で燃費を伸ばすウラ技、教えます>

続いても厳しいコースが続く。つづら折れのカーブと急坂が続く山岳路ばかりの道をひたすら進むのだ。しかし、ここではハイブリッド車が大活躍をした!
ハリアーハイブリッドには、回生ブレーキがついている。減速時に前後のモーターを発電機として動かし、車両の運動エネルギーを電気に変換して蓄えてしまうスゴイシステムだ。そう、下り坂の多い区間ではコレが非常に有効だったのだ。ココでちょっと裏ワザ!減速時に回生ブレーキのエネルギーをより蓄えるには、無段変速ギアをDレンジからBレンジにするべし。ブレーキを踏まずエンブレ状態で減速するだけでも回生ブレーキは作動するので、これがとにかく燃費にも非常に良く 効くのである!
というワケで全行程中、なんとこの山岳路コースでハリアーハイブリッドが一番の記録を打ち立ててしまったのだ!これにはロケ隊一同びっくり。
ハリアーwith勝木友香
【岐阜・飛騨高山 さんまち】
ドライブはちょっと一休み。町家の雰囲気が今なお残る「小京都」こと岐阜・飛騨高山の「さんまち」通りでパチリ。
このあたり、江戸時代に商人の町として発達したエリアだという。出来ることなら、一日かけてじっくり散策してみたいところだ。
ハリアー 高山市政記念館
総ヒノキ造りの高山市政記念館。明治から昭和にかけて、町役所として使われていた建物だとか。
ハリアー 富山市内の国道8号線
富山市内の国道8号線にて。正面に雄大な姿をみせているのは日本三霊山のひとつ、立山連峰だ。
ハリアー 給油中
富山市内で給油中。ハリアーハイブリッドが得意の回生ブレーキの力を得て、驚異の高燃費をたたき出した!
燃費 長野県伊北市〜岐阜県高山市〜富山県富山市 間 総計約311km
ハリアー V6 3リッター4WD車 9.4km/l
ハリアーハイブリッド 3.3リッターハイブリッド4WD車 13.8km/l win

燃費対決 2 (Round 3. 高速道・Round 4. 都内) >>