インプレッサシリーズの顔が大きく変わった!
富士重工業は、スバル インプレッサ シリーズをマイナーチェンジし、6月16日より全国スバル特約店を通じ発売を開始した。
今回のマイナーチェンジの大きなポイントは、エクステリアのデザイン変更だ。中でも目をひくのはフロントグリルの大きなイメージチェンジだろう。既に軽自動車のR2、R1やSUVのB9トライベッカ(国内未発表)などで採用済みの「スプレッドウィングスグリル」を、ついに主力車種インプレッサにも採用したのである。これは航空機の翼をモチーフにしたもので、今後新しく登場するスバル車には順次採用される予定のマスクだ。もともとスバルが航空機メーカーであることから由来している。余談ではあるが、現行インプレッサが00年に登場以来、本マイナーチェンジは2度目の大規模なフロントマスク変更となる。
これでスプレッドウィングスグリルを採用していないのは、主力モデルではレガシィシリーズだけとなる。ただしこちらは先だってマイナーチェンジを実施しており、しばらくは改良がないものと思われる。
今回のマイナーチェンジで、ターボエンジン搭載車についてはステンレス製のメッシュタイプで精悍さを表現、NAエンジン搭載車は樹脂製のメッシュタイプでカジュアル感をそれぞれ演出している。また、シャープになったヘッドライト、キャラクターラインが強調され立体感が表現されたフロントフード、ヘッドライトと同様の造形で前後の一体感を強調したリヤコンビネーションランプなどが、ニューモデルのポイントとなる。
インテリアは、モデルごとに仕様変更が施され質感を向上させた。スポーツワゴン「1.5」は、従来のオフブラック色の内装に加え、新たにベージュ色の内装も設定。「1.5i-S」、スポーツワゴン「WRX」は、フロントバケットタイプシートに、グレーとオフブラックの2トーンカラーを採用。セダン「WRX」は、シート、ドアトリムなどに「WRX STI」と同一のブルー色とオフブラック色を組み合わせ、スポーティ感を演出した。
その他では、スポーツワゴン全車のラゲッジルームに、ラゲッジバーハンガーとカーゴフックを装備し、ワゴンとしての使い勝手を向上させるなど、改良は多義に渡る。
価格は、1.5リッターモデル(セダン/ワゴン)が126万円〜181万6500円。WRX(ワゴン/セダン)は、242万5,500円〜263万5,500円(共に税込み)となっている。