パンっとした張りのある面構成は、小さくても重厚感あふれるスタイリングに寄与している。

なんと、カッコよく見せるためにはボディサイズの変更もものともしない姿勢はアルファならでは。フロントオーバーハングが少々長くなりボリューム感が出た。

ヘッドライトと連動するように、テールランプも切れ長のデザインに変更された。

ホイールはスタイリッシュなフィン型の16インチ。タイヤサイズは205/55R16。

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ボディサイズまで変更したクールな新フェイス

 ヨーロッパ車の中でもスポーティなイメージを強く持つのがアルファロメオ。かつてモータースポーツシーンで活躍した歴史を持ち、多くのユーザーの憧れを集めている。アルファのコンパクトカー147は、手頃なサイズのハッチバックボディに2.0Lエンジンを搭載し、軽快な走りを示すクルマとして人気になっていたが、マイナーチェンジによって外観イメージを変更し、足回りなどに改良を加えてきた。

 外観デザインはフロント回りを中心に微妙な変化を遂げている。ヘッドライトは切れ長のシェイプを持つ3連タイプに変更され、バンパー左右に分割するアルファ独特の盾型ラジエターグリルは、ボンネットフードに対して低い位置に設定された。これらの変更のためにフロントのオーバーハングが延長され、ボリューム感も表現されている。当然ながらバンパーやフェンダーの形状も変更を受けている。
 
 リヤはテールランプが切れ長でモダンなデザインに変更されたほか、テールゲートの下部にメッキモールがアクセントとして設けられたことなどが変更点だ。

代表グレード
2.0ツインスパーク セレスピード
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,225×1,730×1,450
車両重量[kg]
1,330
総排気量[cc]
1,969
最高出力[ps(kw)/rpm]
150(110)/6,300
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
18.4(181)/3,800
ミッション
ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッション
定員[人]
税込価格[万円]
313.95
発売日
2005年4月16日
レポート
松下 宏
写真
和田清志
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