ドライビング・ラグジュアリー・セダンがビックマイナーチェンジ
BMWは5月24日、2001年発売以来、BMW7シリーズ全モデルに大幅なマイナーチェンジを実施し、5月28日(土)より全国のBMW正規ディーラーにて発売を開始すると発表した。
BMW7シリーズはモデルサイクル後半を迎え、大幅なエクステリア、シャシーの一部見直しなどの改良を施し、さらにV型8気筒エンジン搭載モデルには新エンジンを搭載し排気量を増大させた。ラインナップは、V型8気筒を搭載したニューBMW740i,750i,750Liと、V型12気筒を搭載したニューBMW760Liの全4モデル。
内外装大幅変更で印象を一新
今回のマイナーチェンジでの主な改良点として、内外装共に大幅な変更がなされたことがあげられる。
エクステリアでは、ドア、ルーフ、リア・フェンダー以外の外装部品はすべて一新。中でもフロントマスクの印象は大きく変わった。最近次々に登場している新世代モデル5シリーズや3シリーズなどのデザイントレンドにあわせる格好で、よりスポーティな外観へと生まれ変わったのだ。
いっぽう、リアも大きく変わっている。現行型で世界的にも新たなトレンドを生んだほどの斬新なリアエンドだが、その特徴的な2段式のトランク上部のラインを一段とくっきりさせた。さらにサイド・ビューも、これまで以上に軽快なサイド・シルの輪郭がいっそうスポーティになり、ダイナミックさを増したニューBMW7シリーズのキャラクターを強調している。またこれと同時にインテリアについても、これまで以上に高級感があり洗練されたスタイルに変わっている。
メカニズム面では、V型8気筒エンジンが徹底的に見直され、エンジン性能を向上させた。排気量を3,999ccに増大し、これまでBMW735iに搭載されていたV型8気筒エンジン(3,591cc)に比べ、最高出力は34馬力(735i:200kW/272ps)、最大トルクを30Nm(735i:360Nm)パワーUPした。
その他、サスペンションについてはリアトレッドが15mm拡大し運動性能がUP。人気のオプションは標準装備され、HDDナビゲーションなど充実した装備となっている。
価格は、740iが895万円、750iが1,090万円、750Liが1,180万円、760Li1,690万円(共に税込み)となっている。