レクサス レクサスIS
レクサスIS

現行アルテッツアよりもマッシブに生まれ変わったIS。デザインコンセプトは先鋭-精妙の美。

レクサスIS

リアスタイルはエレガントに生まれ変わったIS。ミリレーダー方式のプリクラッシュセーフティシステムをも装備。

レクサスIS

大きく開かれたグリルが次期ISの大きな特徴。ブレーキ制御付きのレーダークルーズコントロールもISには備わる。

レクサスIS

次期レクサスISは現行型IS(アルテッツア)に比べて全幅は75mmワイドになっている。

レクサスIS

次期レクサスISは現行型IS(アルテッツア)に比べて全長は90mm長くなっている。

レクサスIS

ISは標準で13スピーカー、6連装CDプレイヤー、MP3&WMAファイル再生機能付きのオーディオが標準で備わる。

レクサスIS

ISには6速MTとパドルシフト付き6速ATという2種類のトランスミッションが用意される。

レクサスIS

次期レクサスISではスマートキーが採用される。スターとボタン一発でエンジン始動OKである。

レクサスのスポーツイメージを担う新型モデル

 今や北米ではメルセデスやBMWと肩を並べた感もあるトヨタの高級ブランド、レクサス。LS(セルシオ)を筆頭にGS(アリスト)、RX(ハリアー)SC(ソアラ)、IS(アルテッツア)などが販売され、人気を集めている。このレクサス・ブランドが今年の夏より日本でもスタートすることが決定しているのは、皆さんご存知の通り。日本でのブランド展開にあわせ、数台のレクサス車が登場することがアナウンスされており、その第1段車種として先日発表されたのがGS。他にどんな車種が登場するのか、現行車種のマイナーチェンジ版がレクサスに投入されるのか、などとやきもきしていた今日この頃、スイスはジュネーブからすごい情報が飛び込んできた。
 トヨタは第75回ジュネーブモーターショーで次期レクサスISのワールドプレミアをおこなったのである。

デザインコンセプトは先鋭-精妙の美

 会場の注目を一気に集めたレクサスIS。そのデザインコンセプトは『先鋭ー精妙の美』とのこと。存在感とスタイリッシュさとスポーティー感を全て両立させたボディラインが、今までのIS(アルテッツア)とはまったく別物の雰囲気を醸し出すことに成功させている。細かいディメンションを見ていくと、全長は現行モデルに比べて90mm長くなり、全幅は75mmワイドになっている。
 インテリアに目を移しても、『先鋭ー精妙の美』というコンセプトが貫き通されているのが大きな特徴。クロノグラフメーターがあまりにも有名な現行ISとは大きく違う、和の心を持ち込んだデザインは高級感とスポーティーさを両立させており、その美しさは細部にまで宿っているのだ。ステアリングや、シフトの部、ドアハンドルに各種スイッチ類にまで細心の注意が払われデザインがおこなわれているというのだ。

用意されるエンジンは2.5リッターのV6と2.2リッターのディーゼル?

 このジュネーブモーターショーで登場したISには、実は世界的なサプライズも用意されていたのだ。なんと会場に登場したISに搭載されていたのは177psを発揮するオールアルミ製2.2リッターのコモンレール・ディーゼルエンジンだったのである。もちろん、レクサス史上初のディーゼルエンジンであり、環境問題が声高に叫ばれているヨーロッパ市場をにらんでのことである。この他、ジュネーブモーターショーで発表された搭載エンジンは204psを発揮する2.5リッターのV6エンジンも同時に紹介された。
 これらのエンジンに組み合わされるトランスミッションは6速MTと6速ATの2種類。2.5リッターV6では両方を選択でき、2.2リッター・コモンレールディーゼルでは6速MTのみの設定になるという。なお、6速ATはパドルシフト付きのスポーツシフトである。
 サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーンでリアがマルチリンクとなる。ステアリングは電動式のパワーステアリングだ。
 ディーゼルエンジンも日本に導入されるかどうかは微妙であるが、たぶんこれにかなり近い状態での販売となるであろう。レクサスのエントリーモデルともいえるISは一体どんなスペックでわれわれの前に登場するのか、今から楽しみである。

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代表グレード
レクサスIS250
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4875×1800×1425
総排気量[cc]
2499
最高出力[ps(kw)/rpm]
204(150)/6400
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
250N・m/3800
ミッション
6速AT
レポート
神田卓哉(221616.com編集部)
写真
レクサス