マツダ プレマシー
プレマシー

セカンドシートが6+Oneの快適な空間を実現。

プレマシー

コンパクトにまとめたボディサイズはミニバン市場の中で光る個性だ。

新発想「6+One」の7人乗りシートが家族の空間を広げる

 マツダは、東京モーターショーに出品した新型プレマシー(現地名:Mazda5)を、05年にデトロイトで開催される北米国際自動車ショー(通称デトロイトショー)に出品し、同年春に北米市場で発売すると発表した。

 この新型プレマシ−ははユニークな「6+One」(シックスプラスワン)をコンセプトに開発されたミニバンである。基本的に前列より3人×3列シートで6人の大人がゆったりと座れる空間を確保したのが特徴で、そのうえ7人乗車も可能である。このときシートはセカンドシートの下から補助席のように出てくる仕組み。それ以外の場合は前席から3列目のシートまで、スムースな移動やコミュニケーションを取るために使用される。「+One」(プラス・ワン)の発想が、家族の快適のために進化したモデルといえよう。

 5ナンバーサイズから3ナンバーサイズへと大きくなった新型プレマシー。1.8リッターと2.0リッターのエンジンを揃える予定のモデルにとって、強力なライバルとなるのはエスティマとオデッセイだろう。ライバルたちは大きなボディサイズと2.4リッターのエンジンを搭載する点でプレマシーの上を行く。対するプレマシーは実質6人乗りと潔く割り切ってゆとりのあるシートと、全長を4505mmとコンパクトにまとめたボディが実現する取りまわしの良さを最大の武器に、「柔能く剛を制す」の心意気で互角に渡り合うことになるだろう。

 新型プレマシ−は発売前だが、マツダは’05年1月14〜16日に千葉・幕張メッセで開催予定の東京オートサロンにも同車を出品すると同時にカスタマイズ車両も展示。カスタマイズ車両は、専用ツートンボディカラーを採用し、アウトドア用品を積める「アクティブカスタマイズ」、最新のカロツェリア製AVシステムを搭載した「サウンド&ビジュアル カスタマイズ」、エアロパーツや19インチタイヤ&アルミホイールでストリート系にコーディネートした「ブライトスタイリッシュコンセプト」、KENSTYLE製のスポイラーを装着した精悍な「KENSTYLE」、DAMD製 Styling Effectでドレスアップした「DAMD」。多彩なスタイルを提案することで、カスタマイズの楽しさと新型プレマシーの存在感をアピールしようというのだ。

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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4505×1755×1615
定員[人]
7
レポート
七尾 詩子(編集部)
写真
マツダ自動車