伸びやかなスタイリングで、セドリック/グロリアとは趣を変えている。

居住空間が広いことが分かる横からのながめ。

フーガ独自の、といった感じはないものの端正な後ろ姿。

スカイライン伝統の丸テールをフーガにも採用。

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セドリック/グロリアの後継モデルをフーガに改名

 フーガはセドリック/グロリアの後継モデルだが、新しい時代の高級車として意欲的なクルマ作りがなされたこともあって、車名をフーガに変更して登場してきた。上質でスポーティな走りを実現する上級セダンとして、相当に出来の良いクルマであるのは間違いない。昨年暮れにクラウンが発売されて以来、マジェスタ、レジェンド、マークXなど次々に高級セダンが登場してきたが、中でも注目の1台となるのがフーガである。

 シリーズは大きくスポーティなGT系とラグジュアリーなXV系とに分けられ、それぞれFRを基本にアテーサE-TSのフルタイム4WDも設定されている。搭載エンジンはV型6気筒の自然吸気ツインカムで、排気量は3500ccと2500ccの2種類が用意される。

 外観デザインは優美さとスポーティさを融合させたプレミアムスポーツセダンを目指したもの。スポーティさとラグジュアリーさと併せ持ち、ルーミーな室内を持つクルマに仕上げられた。フーガをベースにアメリカのインフィニティチャンネルで販売されるM35も作られるため、存在感を強く主張するデザインとされている。全体的にはスカイラインと似た印象もあるが、これは日産車としてのイメージの統一でもあるのだろう。

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代表グレード
350GTスポーツパッケージ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4840×1795×1510
車両重量[kg]
1680
総排気量[cc]
3.498
最高出力[ps(kw)/rpm]
280(206)/6200
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
37.0(363)/4800
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
9.2
定員[人]
5
税込価格[万円]
441
発売日
2004年10月
レポート
松下宏/オートアクセル
写真
オートアクセル
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