ホンダ レジェンド
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ビンテージ・ワインで乾杯するホンダスタッフ。全員、最高の笑顔でワインを飲み干していた。

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トロフィーと賞状をもって記念撮影中の開発責任者。

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他の高級車とはひと味違う、スポーティなルックスをもつフロントビュー。

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4輪の駆動力を自在に操るSH−4WDが、受賞の最大のポイントとなった。

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ホンダらしいスポーツマインドを感じるインパネまわり。

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あくまで、一般ユーザーに近い視点にこだわる松下 宏さん。その姿勢は、10点を投票したボルボS40/V50を購入するほど、自身の評価を実践する。

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クルマの細部にまでこだわって、本質を鋭く見抜く片岡英明さん。その知識は半端じゃない。

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独自の視点でデザインなどにも、鋭い切り口で語る島崎七生人さん。カーライフ周辺にも豊富な知識をもつ。

「Most Advanced Technology」賞もW受賞

 2004-2005年 日本カー・オブ・ザ・イヤーが、ついに決定した。

 この賞は、日本カー・オブ・ザ・イヤーは「日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会」が主催。前年の11月1日から当年の10月31日までに日本国内で発表または発売された全ての乗用車の中から、最も優れた1台を選ぶもの。選考方法は、
事前に選ばれた10ベストカーの中から、59人による選考委員が持ち点25点を配分。その中から、最高点10点をつけるクルマを1台選ばなくてはならないというもの。

 今回、レジェンドは、なんと425ポイントを獲得して圧勝した。2位となった「VWゴルフ/トゥーラン」が247ポイント。表彰会場でレジェンド開発関係者は「レジェンドは8年半ぶりのフルモデルチェンジ。ホンダがもつすべての最新技術を投入したクルマ。これでダメなら、もう終わりだね。そんな気持ちで開発した。だから、W受賞は本当にうれしい」と挨拶した。

レジェンドどうでした? 選考委員の直撃レポート!

「レジェンド」の日本カー・オブ・ザ・イヤー&Most Advanced TechnologyW受賞の理由を、一部の選考委員から直撃レポート。

「私は一般的な人達が買えるクルマであることが、選考の基準です。だから、500万円を超えるクルマは対象外にしています。そのため、レジェンドには配点していません。ボルボS40/V50に10点入れました。レジェンドを1台のクルマとしてみると、レジェンドはSH−AWDやインテリジェント・ナイトビジョンなどなど、最新の技術が満載です。モースト・アドバンス・テクノロジー賞に関しては、今までにはない技術の結晶なので、まさに妥当だと思っています」(松下 宏さん)

「高級車の作り方の上手さという点で、私はクラウン/クラウン・マジェスタに10点入れました。レジェンドには6点です。レジェンドは、SH−4WDの予防安全性能を高く評価してます。低ミュー路でのリカバリーのコントロール性能の高さや走行ラインのトレース性能は素晴らしいものがあります。運転技術の低い人でも、ベテランドライバー並みの運転を違和感なくできるのです」(片岡英明さん)

「レジェンドに10点です。ホンダの最新技術はもちろんのこと、デザインなどにも新しいトレンドを感じました」(島崎七生人さん)

ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4930×1845×1455
車両重量[kg]
1760
総排気量[cc]
3471
最高出力[ps(kw)/rpm]
300(221)/6200
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
36.0(353)/5000
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.6
定員[人]
税込価格[万円]
525.0
発売日
2004年10月7日
レポート
大岡智彦
写真
徳田 透