日産は、人気のミニバン「エルグランド」をマイナーチェンジして発売した。元々押し出しの強かった外観デザインを、さらにアグレッシブな雰囲気にして、都会的なイメージと躍動感を強く表現している。
特に、標準モデルの個性的なスタイルを、さらに印象深く演出したエアロモデルが「エルグランド・ハイウェイスター」で、1970年代のセンスと現代のフィーリングを融合させたネオクラシカルなネーミングが、40代以上のユーザーを引きつけている。
今回のマイナーチェンジでは、特に、横基調のフロントグリル、大きなヘッドランプ、しっかり感のあるフロント・リヤバンパー、後方からの視認性を考慮したリヤコンビランプ等、それぞれデザインを変更することで、フレッシュなイメージを持たせている。
また、アルミホイール、そしてリヤのナンバープレートまわりのフィニッシャーまでも手が入れられている。このほか、新エルグランドにはメルセデスベンツのような、ターンランプ内蔵ドアミラーを全車標準採用にするなど、ドイツ車レベルの安全アイテムを採用している。
車体色は、マルチフレックスカラーのミスティックブラックなどの新色を5色導入し、標準モデルで7色、エルグランド・ハイウェイスターで4色をラインアップしている。
試乗モデルのハイウェイスターの場合、フォグランプの位置が上がり、丸形のエスカッションで固定されるなど、一層スポーティーさを増しているのが特徴だ。